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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第75章 水柱と継子 霞柱と継子〜冨岡義勇 時透無一郎 不死川実弥


その様子を見て動けない義勇を見て不死川は切れた

「おい!突っ立ってんなら桶に水入れて、手ぬぐい貰ってこい!」

義勇は指示された通り、桶と手ぬぐいを運んできた。

部屋に戻ると、そこにはすでに血に汚れた隊服を脱がされ、清潔な浴衣に着替えさせられたゆきがいた。

​不死川は、大きな手で不器用そうに、だが丁寧に血のついた彼女の隊服を畳んでいた。

「不死川後は、俺が看病する。お前は任務があるのではないのか?」

「はァ…お前に任せるわけねェだろ?時透の様子でも見てこいよ!」

義勇は、熱で汗びっしょりで苦しんでいるゆきの側に座り込んだ。

そして、不死川の冷たい視線をよそに手ぬぐいを絞り汗を拭い始めた。

「すまない…ゆき…手の怪我を無視してしまい…悪かった…。」

「魘されてるからてめェの声なんか聞こえてねェよ!」

不死川は、義勇がゆきの側に陣取っていることが不満だった。

その頃ー

美月から応急処置を受け、ようやく呼吸が整った無一郎は、静かに布団から起き上がった。

肩の刺し傷は幸い深くなく、意識もはっきりとしている。
​落ち着きを取り戻した彼が真っ先に思い浮かべたのは…

​「ねぇ、ゆきはどこ?」

​側にいた美月に問いかけると、彼女は一瞬だけ視線を泳がせ、すぐに困ったような笑みを浮かべた。

美月は、ゆきの手の甲が鬼の爪で裂かれ、血が溢れていたのをはっきりと見ていた。
しかし、それを教える気はなかった。

​「ゆきさんなら、とっくに部屋に戻ってますよ。無一郎様は気づいていなかったかもしれませんけど、彼女、水柱様に厳しく怒られて不貞腐れてたんです。」

​美月は溜息をつき、嘘を重ねた。

しかし、無一郎は
​「不貞腐れてた? あのゆきが?」

​無一郎の脳裏には、最後まで必死に刀を振るっていたゆきの姿が焼き付いていた。

違和感を覚えた無一郎は、美月の制止を無視して、部屋を出た。

​すると廊下にまで不死川の激しい怒鳴り声が響いていた。

「不死川さん?」

​ふすまを開くと…畳まれた血のついた隊服…そして手に包帯を巻いた熱に苦しむゆきの姿があった

​「ゆき!?なんで…どうなってるの?冨岡さん僕言ったよね?ゆきの怪我を見てやってって!!」



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