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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第74章 継子美月の罠〜時透無一郎 冨岡義勇 【R強】


部屋に戻りふすまを開くとすぐ目の前に義勇が立っていた。

有無も言わさず強く抱きしめられた。

「何をしていたんだ?何処に行っていた?心配するだろう?」

抱きしめる力が、すごくゆきは義勇にされるがままだった。
体と体が密着する…。
義勇さんは、私の首筋に顔を埋めてくる…。背中を包む手が熱い…。

「す、すみません…外の風にあたりたくて…」

「街でお前とはぐれた時必死で探したんだぞ。今だって急に居なくなって…心臓が止まるかと思った。勝手な行動を取るな!俺の側にちゃんと居ろ!」

義勇は、ただただゆきが心配なだけだった。側で見ていないと不安でたまらなかった。

ゆきが、大切がゆえの発言だった…しかし…その想いはゆきには伝わらなかった。

「ごめんなさい…出来の悪い継子で…弱いし…鬼の頸も一人で斬れない…すぐに怪我するし…」

義勇が、ゆきの言葉に困惑して抱きしめる力を緩めた。

「鬼ならともかく…人間にすら負けて汚されちゃうし…何が、水柱の継子ですよね…そう名乗るのが恥ずかしい…」

「…無一郎くんの継子の美月さんなら、あんなに強くて気立てが良いから、きっと義勇さんの隣にいても相応しいはずです。私みたいな出来損ないじゃなく、彼女のような優秀な人こそが、水柱の継子に適任なんです」

​溢れ出した自虐の言葉は、止まることを知らなかった。

自分を卑下することで、義勇さんから向けられる過剰なまでの束縛にも似た愛情から逃げようとしていたのかもしれない…。

​しかし、その言葉を口にした瞬間、義勇さんの空気が変わった。

​「何故、そこで他人の名が出る」

​緩められていた腕が、先ほどよりもずっと強く、再び体を拘束した。

​「美月が優秀なのは先程の戦いぶりを見て理解した。だが、俺が側に居ろと言っているのは…俺の継子は、お前だけだ。代わりなど、どこにも居ない」

義勇が、ゆきの頬に両手を添えた

「先程部屋に戻ってきた時、お前に涙の跡それに泣き腫らした目をしていた…何故泣いていた?」

ゆきの目からまた涙が滲み出してきた。

「私…本当に足手まといばかりしていて…どうしても美月さんと比べちゃって…前にしのぶさんにも指摘されたし…それに…私が弱いから山賊に体を…」

言いかけた時に義勇が唇で、塞いだ



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