第69章 淫らな六つの夜〜時透無一郎 冨岡義勇 不死川実弥【R強強】
ゆきは、混乱するばかりだった
何で?不死川さんが出てくるの?私が高熱で魘されていた日なにがあったの
「取り敢えず…私は今から隊士達の検診があるので行きますね。冨岡さんまた続きしましょうね」
しのぶは、そう言い残し蝶屋敷の廊下を歩いて行った。
角を曲がるその瞬間
「明日には、時透くん帰ってきますね。楽しみ」
笑みを浮かべながら角を曲がり姿を消した。
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蝶屋敷は、いつものように怪我をした隊士や診察に来る隊士で賑わっていた。
ただ、ゆきの病室だけは静まり返っていた。
「義勇さん…私が高熱出た日義勇さんが看病してくれたんじゃなかったんですね?」
「ああ。不死川が看病していた。」
「なぜ、嘘をついたんてすか?」
義勇の目が泳ぐ…まさか不死川が、お前に、一晩中触れていたなど言えない。
「俺の手柄にしたかった。お前の側でずっと看病していたと言えば少しは俺に気が向いてくれるのではとおもって嘘を言った。」
窓際に立つゆきに義勇は、歩み寄って抱きしめた。
「ちょっ…義勇さんやめてください!離して…」
「怖いか?動悸はするか?」
「し、しないです。だけど離して!外に隊士達も居るし変な目で見られちゃう!」
義勇は、逃さないようにもっとキツく抱きしめた。
「ほら、男に抱きしめられても動悸も怖さも強張りもなくなった」
言われてみたら…色んな事があり過ぎて山賊の事を忘れていた…。
義勇が、なおもゆきを腕の中に閉じ込め体を密着させる…。
「明日…時透と抱き合えるんじゃないか?」
そう言うとゆっくりと力を緩め体を離してくれた。
「男に慣れるための練習台になると言ったが…昨夜は我慢できずお前を抱きそうになった…それに浴衣を乱したまま置き去りにした…本当にすまない。」
「…」
ゆきは、何も言わずに下を向いたままだった。
「今夜は最後の夜だ…何もしないから側にいていいか?」
「義勇さん!あれだけしのぶさんに言われているんです…もう無一郎くんにも誤解されるような事はしたくないので…来ないでください…。」
お前のその言葉が胸をえぐる…。
「きゃっ!」
思わず俺はゆきをベッドの上に押し倒していた。
「今この場でお前を抱くか、今夜一晩何もしないから側にいるか選べ」