第69章 淫らな六つの夜〜時透無一郎 冨岡義勇 不死川実弥【R強強】
義勇の腕の中で感じる鼓動は、驚くほど速く、そして重いものだった。
暫く委ねていたが、そろそろ動悸がしてきたのでゆきは、義勇の胸元を押し離れようとしたその時
「少し、このまま休ませてくれ」
耳元に届く声には、隠しきれない疲労を感じた。
昨夜、義勇は遥か遠方の地で下弦の鬼の頸を叩き斬り、休息も取らずに蝶屋敷へと駆け戻ってきていたが、その事実を知らないゆきは、ただ義勇の肩越しに聞こえる荒い吐息を、自分への心配、看病での疲れのものだと信じていた。
「義勇さん、私の看病でこんな疲れさせちゃって…ごめんなさい。屋敷に帰って休んで下さい。」
「いや…自分の屋敷へ帰る時間すら惜しい。ここで、お前の傍で休ませてくれ」
ゆきは困惑しながらも、断れず頷くしかなかった。
義勇はそのまま吸い寄せられるように、ゆきが横たわるベッドの端に体を預けた。
病み上がりの気だるさに包まれているゆきもまた、解熱剤の薬の効果もあり再び浅い眠りへと落ちていった。
いつしか月が輝く深夜になっていたー
窓から差し込む月光が、絡み合う二人の影を青白く照らす。
ふと意識がもどった義勇は、眠るゆきの顔にかかる前髪をそっと指先で払った。
その指が首筋に触れるたび、不死川が昨夜ゆきにしたであろう行為がまるで間近で見ていたかのように脳裏に浮かび上がる。
山賊にされた屈辱の感触を、時透が帰ってくるまでの今日を含め後二晩で俺の感触に塗り替えてやりたかったが…。
浴衣の合わせから不死川がつけた口付けの跡が沢山のぞく…
すでに、山賊への恐怖は薄れ不死川の温もりに置き換わっているのではないか?
そう思いながら、浴衣の合わせに手をかけ胸元を少し開き鎖骨に、唇を当てた…。赤い跡がついている場所を義勇の唇は、移動していく…。
帯紐に、そっと手を伸ばす…優しく起こさないように帯を解き浴衣の合わせを、ゆっくり開いた。
白い綺麗な体が月明かりに照らされる。
二つの柔らかい膨らみに集中して沢山跡が散りばめられていた。
「嫉妬で狂いそうだ…」
柔らかな膨らみに、ゆっくりと舌を這わせていく…這わせれば這わすほど先が、硬くなっていく…。
不死川は、ここもこうしたのか?義勇は、硬くなった物を口に含み軽く吸い上げた…。