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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第68章 偽りの日々〜冨岡義勇 時透無一郎


重苦しい静寂の中、不死川と義勇は暗い石造りの廊下を歩いていた。

​「…冨岡、てめェ分かってんだろうな。殺すんじゃねェぞ。まだ吐かせることもある」

​不死川が苛立ちを隠そうともせず義勇に告げた。

ゆきを心身ともに傷つけた山賊への殺意が、不死川の全身から溢れ出る。

​対する義勇は、いつも以上に表情は冷静だった。

​「分かっている。死ぬよりも苦しい思いをさせるだけだ」

​短く返した義勇の言葉には、温度が全く感じられない。

​「随分と冷てェツラしやがって…。だが、同感だ。ゆきの震えが止まらねェ理由、その身に刻ませてやるよ」

​二人の前に、重い鉄格子の扉が見えてきた…。

奥から聞こえる男達の笑い声が、二人の怒りに拍車をかける。

男達は、不死川と義勇の姿を見て二人は震え上がり隅に逃げて隠れた…だがしかし一人の男は違った。

「鬼狩り様のお出ましか…お前らのお姫様は元気か?」

不死川が切れた表情で、男に近づく

「答える筋合いはねェ!」

男は、不死川と義勇を交互にニヤニヤ眺めながら口を開いた

「あんな極上の女、そうそう拝めるもんじゃねぇ…。白い肌だったなぁ。突き上げてやるたびに、あの女、やめてって甘い声で鳴くんだよ。やめてと言うくせに、奥までぶち込んでやったら、ひくひくと俺を締め付けて離さねぇんだよ。」

男は舌を出し、その感触を思い出すように鉄格子を舐めた。

「耳元であえぐ声が今も離れねぇ…。ありゃあ、身体の芯まで俺のモノを欲しがってたぜ。お前らには一生引き出せねぇような、快楽を俺はあたえてやった。唇も柔らかかったなぁ」

「…黙れ」

義勇の怒りに震えた声が牢獄に響く

「ヒヒッ…!悔しいかよ?俺がたっぷり汚してやったよ。えっ?まさか、お前あの女に惚れてるのか?鬼狩り同士で恋愛遊戯かよ?せいぜい優しく抱いてやるんだな!兄ちゃん。俺のお古だけどよ。」

「あァ…もういい。てめェのその腐った臓物、全部引きずり出して、今の言葉を後悔させてやるよォ…!」

不死川の顔が怒りで染まっていた…。

こんな男にゆきは、汚されたのか…俺が一緒に居たならば今も変わらず普通に笑えていたのに…

俺が一人にしたから、俺が判断を誤ったから…ゆきは…

「許さない…」

俺の世界一愛おしい大切な宝物を、傷つけた…許さない…





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