第65章 雪山での秘密の情事〜冨岡義勇【R】
体は少しは暖まったがやはり寒い…隙間からの雪風が容赦なかったからだ。
だけど私は嘘をついた…。
「義勇さん…もう暖まりました。大丈夫です。今のままで」
俺はゆきが嘘をついているとすぐにわかった。何故なら寒さに絶えるために、抱きつきたくもない俺に必死に腕を回したままだったから
俺の体は、すでに我慢していたお前の素肌を身体に感じて熱くなっている…だがお前はそうでは無さそうだった。
時透への罪悪感でいっぱいにみえる。
「寒いんだろう?」
「本当に…今でじゅうぶん暖かいです…」
少し動けば簡単に唇を合わせれる距離なのに、お前をとても遠く感じる。
‐‐‐
その頃無一郎の屋敷ではー
「柱…水柱様とゆき様は、任務で雪山に登ったのですがまだ下山されていません。」
無一郎は、先程任務から戻って来たところだった。
「街にも雪が積もっているので山はもっと酷いと思われるので足止めをくらっているかもしれません。」
無一郎は、少し考えたがすぐに行動を起こした。
「雪が弱くなったら山に登るから隠のみんなに準備するように伝えといて」
‐‐‐
山小屋ではーー
義勇は、自身の肌に触れるゆきの震えが、寒さによるものだけではないと気づいていた。
恐怖、拒絶、そして時透への罪悪感。
それらすべてを塗りつぶすしたかった俺色に。
だから俺はまた…暴走した
「いいか、よく聞け。快楽は血の巡りを速める。体が火照れば、それだけ体温も上がるはずだ」
義勇は淡々と、まるで任務の報告でもするかのような落ち着いた声で、とんでもない論理を口にした。
それは義勇なりの不器用な正当化であり、同時に、目の前の女を抱くための唯一の口実。
「義勇さん…そんなの、おかしいです。私嫌です」
「おかしくはない。お前の体はもう、限界に近い」
太腿の内側、柔らかな肌を義勇の指先がゆっくりとなぞり上げる。
その刺激にゆきは反応する。優しい手つきで太腿を撫で回す。
「嫌なら、俺の手を振り払え。だができないんだろう? 指先までこんなに冷えているのに、ここは、こんなに熱い…」
「あ…っ、や…だ」
ゆきは、顔を赤く火照らして俺を見つめている…。
胸が高鳴る…ゆきの体が熱くなる…もっともっと熱くしてやりたい…