第62章 壊れるほど抱きたい〜時透無一郎【R強】
静かな部屋の中……
無一郎の瞳からは完全に光が消えていた。
無一郎はゆっくりと、しかし拒絶を許さない力強さで、不死川が留めたはずのボタンを一つ、また一つと外していった。
「ねえ、見て。せっかく留めてもらったのに、僕の手で全部はずしちゃったね」
無一郎の声は、恐ろしいほど穏やかだった。
震えるゆきの手首を片手で軽々と抑え込み、頭上へと固定した。
「痛いっ」
「何が痛いの?痛いのは僕の胸の方だよ…」
逃げ場を失ったゆきの目には、至近距離にある無一郎の、美しくも冷酷な顔立ちだけが映っていた。
「そんなに怯えないでよ…自業自得だってわかってるでしょ? 他の男に触らせた、汚れたところを『掃除』してあげるだけなんだから」
無一郎はゆきの鎖骨のあたり、不死川の指がかすめたであろう場所に、わざと痕を残すように深く唇で吸い付いた。
「…っ、無一郎、くん…あっ…」
ゆきが声を漏らすと、無一郎は満足げに口角を上げ、今度は耳元で囁いてきた。
「もっと鳴いてよ。不死川さんにも、冨岡さんにも聞こえるくらいに。そうすれば、二人とも君に近寄るのを諦めてくれるかな?」
無一郎の指先が、ゆきの肌の上を這うように動いた。
その動きはどこまでも執拗で、不死川の「乱暴さ」とは対極にある、逃げられない「愛」を突きつけてきているみたいだった。
「僕以外の男の手じゃ、満足できない身体にしてあげる。いいよね? ゆき…」
「こ、怖いよ…」
どこか捉えどころのなかった無一郎くんが、初めて見せた男の顔だった。
その夜、屋敷の奥で、無一郎は言葉通りゆきの心と身体の隅々まで、自分だけの印を刻み込もうとしていた…
「今夜はお仕置きだからね…絶対に途中でやめないからね」
ボタンを、はずされた隊服の中に白くて綺麗な肌が覗いていた。
無一郎は、ゆっくりと舌を出して桜色の綺麗な蕾を舐めた。
「あっ…」
ゆきの体が快楽で跳ねる。
無一郎は、蕾を口に含んだり舌で転がしたりしながらゆきの表情をみた。
「あんっ…」
頬が赤く染まり気持ちよさそうにしている…。
「む…い…くん……っ」
強く吸うと体を捩りもっと快感に耐える姿を見せてくれた
「他の男にこの体をもう触らせないでね。」