第60章 消えゆく愛〜 冨岡義勇【R18強】
濡れた隊服の下のブラウスは、肌にベッタリと貼り付き二つの胸の膨らみを際立たす。
透けて見える素肌に、ドキドキしない男はいないと思う
ブラウスのボタンを外すのを義勇は躊躇した…。
しかしゆきを見ると寒さで体が震えていた。
早く脱がせて濡れた体を拭いてやり温かくしてやる必要があると義勇は判断した。
ブラウスを脱がせると胸が、露わになった。ゆきは、それを恥ずかしそうに両手で隠した。
「手ぬぐいで拭いてやるから手をどけろ」
恥ずかしそうに頬を赤らめて俺を見てくるゆき…
構わず濡れた体を拭いてやった。
柔らかい肌が俺の手に吸い付く…何度この肌に触れて抱いたか…
その時ゆきが、俺の胸元に飛び込んできた。
甘いゆきの香りに酔ってくる…誘われる…
決めたのに…時透に譲ると…ゆきを諦めると
決めたのに…
触れ合っているとまた欲しくなる。欲望が制御できなくなる。
「は、離れてくれ」
ゆきは、義勇の浴衣の開いた胸元から手を入れていき浴衣の中の素肌に触れた。
俺の浴衣を開き俺の胸元に、自身の柔らかい二つの膨らみを押し当ててくる。
義勇の理性は、その瞬間、音を立てて崩れ去った。
譲ると決めた決意も、時透への義理立ても、すべてがお前の熱を帯びた肌に触れた瞬間に、どこか遠い場所へ消え失せてしまった。
「…っ、言ったはずだ。離れろと…!」
しかし、言葉とは裏腹に、義勇はゆきの腰を強く引き寄せた。
拒絶しようとした指先は、いつの間にかその存在を確かめるように強く、執拗に這い回った。
「…もう、止まらない。お前が、悪い」
義勇の我慢は限界を超え、そこには底知れぬ独占欲と、溜め込んできたゆきへの想いが溢れ出た。
義勇は荒々しくゆきを畳の上へ押し倒すと、自身の浴衣を脱ぎ捨て、剥き出しの情動をぶつけるように重なった。
「止まらなくなってしまった」
いつもの義勇からは想像もつかないほど、激しく、余裕がなかった。
「あっ…義勇さ…ん」
ゆきを求める手の動きは次第に激しくなり義勇はただ自分の欲望に身を任せた。
「あっ…んっ…」
優しく抱く余裕など今の自分にはなかった。
ただ今夜だけは…諦めたお前を壊れる位抱きたい