• テキストサイズ

鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第60章 消えゆく愛〜 冨岡義勇【R18強】


次の日ー

昨夜ゆきは、義勇の屋敷の以前の自分の部屋に泊まった。

稽古に出るのがすごく怖かった…なぜなら


「おっ!ゆきおはよう。昨日急に寝ちゃってびっくりしたよ」

中村さんが、ニコニコ話しかけてくれた。

少しホッとして気を抜いたその時

「あっ!柱おはようございます」

振り向くと義勇さんが立っていた。

稽古は普段と変わらずにつけてくれた。義勇さんは、稽古中は普通に、接してくれる。

ただ夜の警備の任務の時は、心が折れそうになった。

鬼に襲われていた若い女性をゆきは、助けた。

後から義勇が、合流したのだが、その女性は義勇を気に入り自身の大きな屋敷に招いてくれた。

「本当にありがとうございます。命の恩人です」

鬼から救って頸を切ったのは私なのに、ずっと義勇さんにお礼を言って側から離れない。

御礼にとご馳走を出された。

義勇さんは、涼しい顔してその女性にお酌されお酒なんか飲んでる。

面白くないし、帰りたい…そんな私の心がわかるような態度を私が取っていたのかもしれないが…

義勇さんから言ってきた。

「一人で帰れるなら帰っていい」

言われてすぐに、私は黙って席を立った…



義勇は、まさかゆきが帰ろうとすると思っていなかった。

まだ夜は明けていない…一人で外を歩かせたくない。

「すまない。もてなしに感謝する」

そう言い残し義勇は、ゆきの後を追った…

屋敷を出てすぐの所に立っているゆきを見て安心した…

まだ遠くに行ってなくて良かった…


ゆきは、背後に気配を感じて刀に手を添えた。

その瞬間刀に、添えた手を握られた。

見上げると…義勇だった。

「師範に刀を抜くとは何事だ?帰るぞ」

義勇さん…心配して来てくれたの?そう思ってもいいのかな?

嬉しくなって義勇の後ろ姿を見つめながら直ぐ側を歩いた。

それでも義勇の歩幅は大きく早いので、羽織を掴んでいた。

「待ってください」

すると急に、義勇が振り返った…

「勘違いするな」

羽織を引っ張られて掴んでいる手を払われた。

みるみるゆきの瞳には涙が滲んできた…。その顔を見ると俺の胸は張り裂けそうになった。

とうとうゆきは、下を向いてしまった。
抱き締めたい…だけど…









/ 507ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp