第60章 消えゆく愛〜 冨岡義勇【R18強】
部屋で無一郎は、ゆきが戻ってくるのを待っていた。
するとふすまが開いた。
「良かった…帰ってきた。あれ?隊服返してないじゃない?会えなかったの?」
「あの…よく考えたら下のブラウスが、切れたままだったから脱げなくて…そしたら義勇さんが明日の朝でいいって」
「そうなんだ…ふーん」
「そうだ。ゆきここの宿凄いんだよ。部屋に温泉ついてるの」
無一郎に、手を引かれてお風呂場に連れて行かれた。
そこには、部屋の外に温泉が引かれていた。
「すごい…」
「今回の僕の任務は日数が長いのと鬼の数も多くて…他の隊士にもお館様が気を使って下さってこんな宿を用意してくれたんだよ。」
「そうだったんだ…無一郎くんはまだ任務の途中だもんね」
「うん」
無一郎は、ゆきと向かい合い頭を撫でた。
「君は明日で帰っちゃうけど僕はまだここに寝泊まりして鬼狩りをしないといけない…」
無一郎が、ぶかぶかの義勇の隊服のボタンを外していった。
「温泉で温まるといいよ…僕は今からこの隊服を冨岡さんに返してくるから」
「えっ?い、いいよ」
「柱同士情報交換もしたいし」
それを言われると何も言えないよ…無一郎くん
「ゆっくり温泉に浸かってね」
そう言い残し無一郎は、部屋を出ていってしまった。
‐‐‐
冨岡さんに、はっきり言わなくちゃ…ゆきは、僕のものだから、ゆきを惑わさないでって…
部屋の前に着いた。大きく深呼吸した時にふすまが開いた。
「ん…時透か?なんだ?」
「あの話したいことがあります。」
「…入れ」
無一郎は、義勇の部屋に入って向かい合って座った。
「冨岡さん…ゆきの事なんですが僕と婚約した事はご存知ですよね?」
「…ああ」
「じゃあもうゆきを惑わすような行動はしないで頂きたいです。」
無一郎は、真剣な眼差しで義勇を見ている。
「別に惑わすような事はしていない。ただ…ゆきは婚約に納得しているのか?」
無一郎は、膝においていた手をぎゅっと握った。
「それは…納得してるに決まってます」
「ゆきは、まだ婚約を受け入れるか迷っている」
「な、何で冨岡さんがそんな事わかるの?」
「羽織を贈った時にお礼の手紙を貰った。その手紙に書いていたんだ。」