第58章 悲しい年の瀬〜時透無一郎 冨岡義勇
「それでね、産屋敷邸のため池にはまりそうになってびっくりしたの」
「そうなんだ。危なかったね」
「うん」
「ゆき…そろそろ」
無一郎とゆきは、布団の上で向かい合って座りながら話をしていた。
「それからね!銀子ちゃんの話なんだけど」
無一郎は、わかっていた。必死で話をして自分との行為を免れようとしていることを…
「銀子の話はさっきも聞いたよ」
「あっ!そっか…それじゃあ…」
ゆきは、無一郎に両手を掴まれてくちづけをされた。
「そろそろ、いいかな?」
目線を斜め下に向けながら震えた声で君は答えた。
「う、うん。」
おでこや瞼にくちづけを落としながら、浴衣を脱がせていく…
あらかじめ行燈の光だけにしていたので、薄暗かったが月明かりが強くてゆきの白い肌が綺麗に見えた。
昨日は、手荒に抱いてしまったから今日は丁寧に抱きたい…
無一郎は、そう思い丁寧に愛撫を始めた…。
ゆっくり布団に寝かせたあと首筋から肩、腕をあげて脇や二の腕、手の甲順番にくちづけを落としていった。
胸は丁寧に、撫でたあと先を舌で転がした…ゆきの体が反応してビクンと跳ねる。
桜色の先は可愛くて口に含み吸ってやるとゆきは、甘く鳴いてくれる。
指をゆきの下腹部に伸ばすとすでに、濡れていた。
多分抱かれたくはないけど体は反応しているのだなと感じた。
閉じようとしている太ももを、開き体を割って入れた。
じゅうぶんに硬くなったものを、ゆっくりと優しく入れていった。
「んっ…はっ…」
ゆきが、声をあげた
「今日は、優しくするね…昨日はごめんね…嫌だったね」
無一郎のその優しい言葉を聞いたら何故か泣けてきた。
「ふっ…うっ…うっ…」
気が付くと泣きじゃくっていた。
「もう寝よう…今日はもうやめよう」
ゆきは、無一郎の方を見た
「い、いいの…?」
無一郎は、浴衣の乱れを直したあとゆきの浴衣も直してくれた。
腕枕をしてくれて、抱きしめながら眠り始めた。
「おやすみ」
私はどうしていいかわからず無一郎くんのその優しさに甘えてそのまま眠った。
夜中無一郎は、眠れずにずっとゆきの寝顔を見ていた。
隣に居るのに君が遠く感じるよ…