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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第58章 悲しい年の瀬〜時透無一郎 冨岡義勇


「義勇さん…すいません寝ちゃって…」

義勇は、何も言わずに立ち上がった

「帰るぞ」

そう言って歩き出したので私も追いつくように急いで後を追いかけた。

「あ、あの…」

「…」

「義勇さん」

「…」

そうだよね…話したくもないよね…私なんかと

屋敷に戻ると三田さん達は、互いに手合せをしていた。

「今日は稽古はこれで終わりだ。それから今夜任務がある。三田準備しとけ夕食後出発だ。」

義勇は、屋敷の中に入っていった。

えっ?私は…任務には行けないの?

「師範!待ってください」

義勇は、止まらず部屋に入って行ってしまった。

「中に入ってもいいですか?」

返事が来ない…暫く部屋の前でゆきは立っていた。

すると義勇が出てきた。

「義勇さん」

ちらっとゆきを見て歩いて行った。

「ま、待って…」

後ろからゆきは、お腹に手を回して抱きついた。

「待って」

「何だ?早く帰れ時透が待っている」

「今日の任務私はなぜ連れて行ってくれないんですか?」

「寝不足を連れていけない」

ゆきは、義勇のお腹に回した腕にぎゅっと力を込めた。

「離せ…」

俺の背中にお前の柔らかい体が触れて抱きしめたくなる。
振り返って正面から抱き締めたい…

「今日は寝かせてもらえ…明日の稽古に差し支える」

「…」

いっこうに腕をほどかない。

「早く離せ」

「…」

ゆきは、ゆっくりと離れた。

義勇さんは、私を一度も見ることなく行ってしまった。


ゆきは、屋敷を出ずに自分の部屋に向かった。

義勇に買って貰った髪飾りが目に入った。それをそっと胸元にしまった。

屋敷を出る時ちょうど、義勇と三田と一緒になった。

三田が、ゆきに歩み寄った。

「もう遅いから気を付けて帰れよ…」

「ありがとう…」

「あ、あと…ごめん…その…お前をどうにかしようとした事」

それだけ言って義勇の元へ走って行った。

 

雪が積もり夜道をゆきは、ゆっくりと歩いて帰った。

無一郎くんの屋敷が見えて来た…門に誰か立っていた。

よく見ると寒そうに周りをキョロキョロして見ながら無一郎くんが立っていた。

私を見つけると走り寄ってきて抱きしめてきた。

「良かったちゃんと帰ってきた」





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