第57章 波乱のクリスマス〜時透無一郎【R18強】 冨岡義勇
「ゆき冨岡さんに話してないの?」
やめて…無一郎くん…私まだ決めてないの…今すごく気持ちが揺れているの…
「僕達は婚約するの、お館様にもすでに僕が報告しました。」
ゆきの手を掴んでいた義勇の手が離れた…。
「そんな話に…なっていたのか?」
「あの…違うの…まだきちんとは…」
義勇は、そのまま何も話さずに屋敷の中に戻って行った。
三田も驚きを隠せずに立ち尽くしていたが、仲間の隊士が肩を叩いて一緒に屋敷の中に戻って行った。
‐‐‐‐
ゆきは、無一郎と屋敷に帰ってきた。
「何かずっと不機嫌だけど…なんで?」
「だって無一郎くん強引なんだもん勝手に決めちゃったし」
「君をあんな危ない所に置きたくないから」
「危なくないよ!大丈夫なのに」
無一郎は、ゆきを座らせて落ち着かせた。
「三田って隊士にまず襲われていた。胸元に沢山跡をつけられていた。」
無一郎は、ゆきの肩を抱きながら続けた…。
「それから、正直に言ってね…。君は冨岡さんに何回抱かれたの?」
ゆきは、驚いて無一郎の顔を見た。
無一郎は、表情を変えずゆきを見てゆきの髪を触りながら続けた。
「どんどん綺麗になっていくし、色っぽくなっていく…それから冨岡さんの事を見る目も熱っぽい…」
ゆきは、目を逸らしながら小さな声で言った。
「だだの師範と継子の関係だけだよ」
「…わかった…」
「取り敢えず今日から部屋は僕と一緒ね」
「えっ?私が昔使ってた部屋でいいよ…」
「駄目、まだ凛も屋敷に暮らしているから君に手荒な真似をされたくない。だから一緒にいる」
無一郎くんと今夜この部屋で一緒なのか…
「疲れたしお風呂に入ろっか」
「無一郎くん入ってきて、私は後か…」
「何言ってるの?お風呂も一緒に入るよ一人にさせたくないから」
まだ気持ちが、整理できてないのに…何もかも無一郎くんと一緒だなんて…。
ゆきは、無一郎に手を引かれてお風呂に連れて行かれた。
無一郎は、隠にお風呂場に誰も近づけるなと指示をして中に入ってきた。
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「こうやって湯船に二人で入れるの幸せだよ」
無一郎くんの手が私の体に絡みつく…
「久しぶりだから緊張してる?何だかゆき震えてる」