第56章 クリスマス前の任務〜冨岡義勇 時透無一郎
「私は貴方に会いたいから鬼になりました…」
義勇は、ゆきを自分の後に隠した。
「鬼になれば任務で来てくれると思って…そうでもしないとこんな遠い街に来ることもないでしょう。でも良かった来てくれた柱が義勇さんで…私達やはり運命だったのですよ…」
義勇は、そっと刀に手を置いた…。
と、同時にもう百合の頸を斬っていた。
百合の父親が、泣き叫びながら百合に駆け寄った。
「お父様静かにしてちょうだい…ゆきさん…」
塵になりながら百合が、ゆきに語りかけてきた…
「貴方に私は、呪いをかけて消えていくわ…あなたは、誰とも結ばれない…幸せになれない…一人孤独に生きていく運命になるの…そんな呪いよ…可哀想。」
ゆきは、義勇の後で震えていた。
「さよなら義勇さん…大好きだった…」
百合は消えていった…。
その後屋敷には、事後処理班の隠したちが到着した。
義勇は、指揮を取らなければいけなかったがゆきが心配で側にいたかった。
すると隠達の会話する声が聞こえてきた。
「霞柱様こちらにいらしたのですか!?」
「近くで任務だったんだけど、鴉に知らされ来たんだ…藤の花門の一族から鬼が出たって聞いてね」
時透が、来たのか?
三田が、ゆきの側に行こうとしているのに義勇が気付いた…嫌だったが思わず口が動いた。
「時透!!あちらにゆきが居る側に付いてやってくれないか?」
無一郎は、義勇の声に気づいてすぐにゆきの居るらしき方向に向かった。
三田が、ゆきに触れようとした…
「あの…ごめんな…その…」
ゆきは、目を合わしてくれない
「友達だと思ってたのに」
その時…
「ゆき〜!!」
走ってくる…ここに居るはずもない人…
長い髪を揺らして息を切らして…
ぎゅっと抱きしめられた…包みこまれた。
「どうしたの?怪我でもしたの?大丈夫?元気ないし…」
「無一郎くん?なんで?」
「鴉からの連絡ですぐ近くで任務だったから応援に来たんだ」
無一郎は、すぐにゆきの開かれた胸元に気付いた。
「ブラウスのボタン取れてる…鬼の仕業?」
ゆきの顔は、目は泣き腫らした目をしている…何かおかしいと無一郎は感じた