第56章 クリスマス前の任務〜冨岡義勇 時透無一郎
「ぎ、義勇さん外の廊下人が歩いてますし…離してください…」
義勇は、離さず続けた
「三田に心許しているのか?」
「友達なんです。鬼殺隊に入り初めて仲良くしてくれた…」
義勇は、ゆきの唇に触れた
「三田と縁側でくちづけしたり肩を抱き寄せられたりしているのを見た。」
「くちづけ?それは絶対ないです!」
違うのか?俺の見間違いなのか…?
「だが…」
「友達なのにそんな事しません。くちづけは好きな人とするものです。」
義勇が、顔を寄せていった…
「俺と何度もしている…くちづけを」
ゆきは、はっとした。
「そ、それは無理やりもあるじゃないですか…」
「もし三田に無理やりされたらどうする」
「嫌すぎます…だって友達なのに、軽蔑しちゃいます。」
「俺の事も軽蔑しているのか?」
二人は見つめ合った…
義勇さんの青い瞳を見るとドキドキする…
「無理やりされて嫌だったのか?」
「そ、それは…」
「嫌ではないのなら好きなのか?俺を」
じりじりと義勇さんが近づいてくる唇が触れそうな距離まで顔を寄せてくる…
胸が張り裂けそう…だめっ…
廊下から百合の声がする。
「義勇さん」
義勇は、ゆきを抱きしめたまま返事をした。
「なんだ」
「ゆきさんと何をしているのですか?そんな暗い部屋で」
義勇は、抱き締めてゆきの頭を撫でながら答えた
「任務中の態度で気になる事があったので今注意している」
「終わったら戻って来てくださいね」
「ああ」
ゆきは、ふすまを開けられるんではないかとドキドキした。
安堵からか義勇にもたれ掛かってしまった。
「柔らかい」
「えっ?」
「抱くと柔らかくて気持ちいい」
もう…無理…そんな事前は言わなかったのに今は結構何でも口にするようになった…ドキドキするよ…
「戻りましょう」
義勇は、名残惜しそうにゆきを抱きしめる手を緩めた。
そして不意打ちにくちづけを落としてきた。
優しく私の唇を食べるようなくちづけを…
そして私の唇を親指でなぞった後部屋を出て行った。
義勇さんにすごくドキドキしてる…どうしよう…
廊下には、百合が待っていたようだった
「早くあちらに戻りましょう。」
二人が戻った後私も部屋に戻った