第55章 白い雪〜時透無一郎 冨岡義勇【強R18】
「ゆきは、朝まで起きなさそうですね?」
「そうだな…」
「隊服のままで寝苦しそうだけど寝ちゃったし仕方ないですよねー」
「上着だけ脱がせる」
義勇は、そう言いゆきを抱きかかえ上着を脱がせはじめた。
そしてブラウスだけの姿になったゆきを丁寧に布団に寝かせた。
「三田…お前はこいつの事を好いているのか?」
いきなりの質問に三田は焦った。
「あっ、えっ?は、柱?」
「昨日…お前達の親密な所を見てしまった。」
「親密な所?」
何だろう?柱は俺たちの何を見たんだ?
「いや、もういい」
結局柱は核心の部分を教えてくれず明日の任務に備え眠ることになった。
ゆき 柱 俺の並びに布団を敷いた。
夜中ゆきは、目を覚ました…。まだぼーっとしていた。
お手洗いに行きたかったがよくわからず、隣で眠っていた義勇には恥ずかしくて言えず、義勇の向こうを見たら三田が眠っているのが見えたので三田の元に行った。
『三田さん…三田さん…』
体を揺らされ三田は、目を覚ました。
『あれ?酔いは冷めたのか?』
ゆきは、義勇を起こさないように三田の耳元で静かに話した。
『お手洗いに行きたいの…連れて行って』
三田は、距離が近いゆきにドキドキしながら義勇を起こさないようにゆきの手を引いて部屋を出た。
「ありがとう三田さん」
「お前お腹減ってないか?ご飯食べる前に酒飲んじゃったからほぼ食べてないだろ?」
ゆきは、お腹を押さえて三田を見た…
「確かに…ぐぅーって鳴った(笑)」
三田は胸元から袋を取り出した。
「なに?」
「さっき部屋から出る前に俺がいつも持ち歩いてる金平糖持ってきた。」
「わぁいただきます!」
二人で縁側でヒラヒラ舞う雪を見ていた。
「くしゅん」
ゆきが、くしゃみをしたのを見て三田が肩を抱き寄せた。
「ちょっと三田さん?」
「深い意味はないよ!寒くないようにしてやっただけだよ。」
ゆきは、三田と居る時は本当に同性の友人のように気を許せた。
「寒いし戻ろう」
二人は義勇の眠る部屋に静かに戻って行った。