第55章 白い雪〜時透無一郎 冨岡義勇【強R18】
翌日は、義勇とゆきは朝から任務に出ることになっていた。
隣町に鬼の目撃情報があったので泊まりで行く事になった。
隊士の育成のために継子のゆき以外にもう一人隊士を連れて行くことになったので義勇は、三田を指名した。
三人は、隣町まで距離があるので山を超えた所で一日目は、泊まることになっていた。
藤の花の家紋の宿屋にやっとの事で到着した。
「これはこれは、鬼狩り様御一行長旅お疲れ様でした。」
「今夜世話になるよろしく頼む」
義勇が、宿屋の主人に挨拶をした。
「男性が二名で女性がお一人ですが、あいにく本日はお部屋が一つしか空いておりません…事前に柱様には伝えておりますが…」
「あっ私大丈夫ですよ」
「申し訳ございません…ではご案内いたします」
三人同じ部屋って義勇さん知ってたんだ…
部屋に着くとすでに、ご馳走が用意されていた。
「どうぞ、沢山食べて飲んでください。では失礼します」
三田が、ご馳走を見て驚いていた。
「さぁ二人とも座って頂こう。」
「柱…やはり藤の花の家紋の一族のもてなしはすごいですね」
「ああ…いつもこうやって俺達を労ってくれる」
そんな会話をしながら義勇と三田は食事をしていたのだがゆきが大人しくなったのに気が付いた。
三田が、ゆきに話しかけた
「おいゆきどうした?眠いのか?」
よく見ると目がトロンとしている。
「えっ?」
義勇が、あわててゆきが手に持っていた湯呑みを取り飲んでみた。
「しまった…間違えて酒を飲んだみたいだ…」
しかも空きっ腹に飲んでしまったので酔いが回るのが早かった。
でも今回は移動の疲れもあったのか眠いだけみたいだったので義勇が、布団に寝かせた。
義勇と三田は、食事を終え温泉に向かった。
‐‐‐
「ゆき大丈夫ですかね?」
「そうだな…」
会話が続かない…義勇は元々人と話さないので黙ったままだった。
「先に上がる。お前はゆっくりしてこい」
そう言い残し義勇は温泉を出て行った。
義勇が、部屋に戻るとゆきはすやすや眠っていた。
苦しいだろうと隊服のボタンを三つ開いてやった。
時透が付けた跡が三つ見える…本当に嫉妬で狂いそうになる。
少しして三田が戻って来た。