第55章 白い雪〜時透無一郎 冨岡義勇【強R18】
女性の隠がゆきの顔を氷で冷やしていた。
「大丈夫ですよ冷やさなくてありがとうございます」
「女の子なのにきちんと冷やしてください」
ゆきは、こちらに背を向けていたので義勇達に気づいていなかった。
「ゆき!?」
その声にドキっとした…と、同時に涙がでてきた…。
振り返ると義勇さんがいた…。
ゆきは、自分でも驚いた。だって義勇さんの胸に飛び込んだから。
「ど、どうしたんだ!?」
義勇も驚きを隠せなかった。自分の胸に飛び込んできたからだ…。
顔を見ると左頬が赤く腫れて口の横が切れていた。
「お前時透と一緒に居たんじゃないのか?なぜ怪我をしている?」
「あの…そ、それが…む、無一郎くんの…と、ところで…っ」
泣いてなかなかな上手く話せない。
「わかった。わかった。落ち着け」
義勇は、背中をトントンしてあげた。
ゆきは、義勇の胸に顔を埋めた。落ち着く…
義勇さんの鼓動…義勇さんの響く声…
義勇さんの香り…
「柱!霞柱様がお見えです」
ゆきが、ビクッと反応して、慌てて義勇から体を離した。
義勇もそれに気づいて自らもゆきから離れた。
「ゆき!!」
無一郎が、走って部屋に入って来た。
「ごめんね。痛かったね…大丈夫?」
ゆきを無一郎は、抱きしめた。
「泣いてるの?ほんとごめんね」
「時透どういう事だ?何があったんだ?」
「実は凛が叩いたんです…」
義勇と、炭治郎は驚いた表情をした。
「屋敷にゆきを連れて帰ったら怒り出していきなりゆきを殴りました」
「お前が側にいたのにゆきに怪我をさせた訳だな…」
義勇にそう言われてゆきを抱きしめる腕に力が入った。
「んっ…無一郎くん苦し…」
無一郎は、ハッとした…「ご、ごめん…部屋どこ?そこで話そう」
「うん…」
二人が行った後炭治郎が口を開いた。
「ゆきって時透くんとお付き合いしてるんですよね?」
「まあ…そうだな」
「おかしいなぁ…さっきゆきが義勇さんに抱きついた時好きっていう匂いがしたから…てっきり今は義勇さんと良い仲かと思いましたよ。」
えっ?どういう事だ?ゆきからそんな匂いが…?