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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第54章 十二月の朝〜時透無一郎 冨岡義勇【微R18】


「あの二人全然戻って来ないじゃない?」

甘露寺がソワソワしながら無一郎を見ている。

「無一郎くん食べてばっかりじゃなくて冨岡さんとゆきちゃん探しに行かない?」

無一郎は、無視してずっと食べている。

「不死川さんの責任でもあるんですよ?変な事を言うから…ゆきさんが気を悪くしたのですよ?」

「俺はただ事実を言ったのみ!時透もいい加減探しに行ってこいよ。冨岡に取られるぜ?」

無一郎は、黙って立ち上がった。

「無一郎くん私も一緒に行くから!」

甘露寺が、手を引いて二人は部屋を出て行った。


‐‐‐

「酔うと何でも思った事を言うんだな?ほんとかわいい」

義勇は、ゆきの隊服のボタンを外している。

「何してるの?」

「ん?脱がしている」

ゆきは、義勇の手を握った。

「やめて…ぎゆう」

「辞めない」

すぐに手を頭の上で押さえつけられた。

「ぎゆう…嫌だ」

「…」

すぐにブラウスもボタンははずされた。

義勇は、胸に触れた…。

「ぎゆう…ほんとにやだ…」

「ゆきもっと呼んでくれ」

「え?」

「名を呼び捨てにされるのが嬉しい…」

「ぎゆう?」

「酔っていての事だとしても嬉しい…」

抵抗していたゆきが、急に大人しくなった。

そして、俺の背中に手を回してきて抱きしめてきた。

「前に話してくれたお姉さんを思い出す?女の人に義勇って呼ばれたら?」

その言葉に、義勇の胸は張り裂けそうなくらいぎゅっとなった…そうだ…女性から呼び捨てで呼ばれたのは母と蔦子姉さんだけだ

ゆきと居ると本当に心が落ち着く…俺の事を理解してくれていると思っていいか?

好きでたまらない…。


「ぎ…ゆう…」


そのままゆきは、眠ってしまった。


ゆきを抱き上げ廊下を歩いている時に時透と甘露寺と鉢合わせした。

「えー!?ゆきちゃん寝ちゃってるの?」

「ああ…寝てしまった。すごく酔っている」

無一郎は、不満そうな表情をして義勇の前に行った。

「僕が連れて行くのでゆきを返してください。」

義勇は、無言で無一郎にゆきを渡した。

「無一郎くんちょっと藤の家の人に休ませるお部屋取れるか聞いてくるね」

甘露寺が、機転を利かせてくれた。

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