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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第53章 十二月の夜〜冨岡義勇【微R】


ちゅ…  ちゅぱ…  くちゅ…  ちゅ…

部屋に、ゆきの唇を味わう音が響く…。

「んっ…」  「はっ…」 「まっ…て」 

やっとの事で、くちづけを義勇は終えてくれた。

「はぁはぁ…く、苦し…」

「すまない。苦しかったな」 

私を胸の中に、しっかりと義勇さんは抱いてくれる。

「嫉妬させるな…時透がいない時は俺を一番にして欲しい。」

「ぎ、義勇さん?」

「止められなくなるから部屋に戻れ…」

そう言い義勇さんは、私を離してくれた。



部屋を出て暫く歩いた時に、自分もドキドキしているのに気付いた…。

義勇さんのまっすぐな気持ちに心が揺れてしまいそうで怖くなった。


次の日

稽古が、終わりいつもは三田と談笑するがゆきは一言も話さずにいた…。
三田は不思議に思いゆきの元へ行った。

「もしかして柱に何か言われた?俺と話すなとか?」

「そ、そんな事言われてないよ!」

「だけど、なんか俺避けられてる…」

「避けてないよ!」

ゆきは、義勇の目がとても気になった。

こんなただ話してるだけだけど、義勇さん嫌なのかな?嫌な気分になってないかな?

義勇をちらちら見ていたから、目が合ってしまった。


すぐに、手招きで呼ばれた。

そのまま近くの空き部屋に招き入れられた。

「ゆきもしかして、気にしてくれているのか?」

「えっ?」

「俺が嫉妬するから三田と話さないようにしたのか?」

ゆきは、黙って後ろを向いてしまった。

義勇は、胸がぎゅっと締め付けられた。

後ろからぎゅっと強くゆきを抱きしめた。

「ぎ、義勇さん!?」

耳元で囁く…

「くちづけしたい…」

「だ、ダメです。そんなつもりじゃないです」

「今は時透が居ないから俺がお前にとっての一番…つまり恋人だ」

「な、何ですか?その解釈」

ゆきは、顔を真上に向けられ義勇はゆきに覆いかぶさるようにして唇を合わせた。

義勇さんは、こうやっていつでも私に愛をくれる…休まる暇がないくらい

愛に飢えることがない…

無一郎くんの愛は、たまにすごく濃く重くくれて、後は何も無い…

愛に飢えて仕方ない…

「今夜ゆきが欲しい…」

義勇さんが私を誘う…

「それは…できないです…」






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