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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第50章 嫉妬の果て〜冨岡義勇 時透無一郎【R強】


火照って熱でうなされているゆきに、くちづけをした。
唇もすごく熱かった…。

俺の身体が、冷たくてそれが熱を下げ気持ちいいのか手を首に回してきた。

「つめ…たくて…きもちい…い」

熱いゆきの身体が俺に密着する。二つの柔らかい膨らみに、上から覆いかぶさった俺の体を合わした。

その時ふすまの向こうから声がした。

「柱はこちらにいらっしゃいますか?」

ゆずが、隠からゆきの看病を義勇がしていると聞いて様子を見に来ていた。

ふすまが、開いた。

「あの柱…」

目の前に、立つ義勇は、シャツを羽織っただけ隊服のズボン姿だった。
初めて見る義勇の胸板に、どきっとした。

「なんだ?」

「あ、あのゆきの看病をお手伝いしようと思いまして…」

「間に合っている」

そう言ってふすまを閉められた…。

奥にちらっとゆきの姿が見えた…。隊服は上はボタン全部が開かれて白い肌…胸も露わになっていた。

ズボンのベルトは緩められ下にずらされていた。

ゆずは、柱がゆきに何をしていたのかすぐに悟った。



義勇は、その晩結局ゆきを抱かなかった。

浴衣に着替えさせた後、解熱剤を飲ませた。

もちろん口移しで…

朝方まで、おでこを濡らした手ぬぐいで冷やしてやった。

熱が下がってきたゆきは、目を覚ました。

義勇が隣で、畳の上で眠っているのに気が付いた。

シャツを羽織るだけの格好だったので、風邪を引くと思い慌てて義勇を、揺すり起こした。

「義勇さん!義勇さん!風邪引きます…なんでそんな格好しているんですか?」

義勇が、目を開けると心配そうな顔のゆきがいた。

「良くなったのか?」

頬に手を添えられた…。

「熱はない感じがします。」

「そうか…」

「あ、あの義勇さんが昨夜看病をしてくれたんですか?」

「ああそうだ」

「ありがとうございます」

ゆきは、どうやら昨日の事は何も覚えていないらしい…

良かった…。

義勇が、起き上がろうとすると目眩が起こった。

「義勇さん!?大丈夫ですか?」

心做しか顔が、火照っているように感じた。ゆきは、慌てて義勇のおでこに手を当てた。

「熱がある…どうしよう…私のが感染ったんだ…」

柱に風邪を移しちゃうなんて


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