第49章 無視〜冨岡義勇 時透無一郎
翌日もお稽古中は、普通の義勇さんだった。
今日は、夜に義勇は任務があった。
同行するゆきは、準備をしていた。
すると、隊士のゆずが話しかけてきた。
「今日の任務はあなたは、休みよ…私が行くから」
「えっ?継子の私が行くはずよ?」
「柱の命令よ。あなたはいらないって」
ゆきは、急いで義勇の元に行った。
「師範!!今日の任務私はいらないんですか?」
ゆきが、泣きそうな顔で義勇に詰め寄った。
「足も完治ではないから、いらない足手まといだ」
ゆきは、すごくシュンとした表情をした。
義勇は、その表情に胸が痛んだが無視してゆずと任務に向かった
〜〜
夜の警備の任務を終え義勇は、屋敷に戻って来た。
ゆずが楽しそうに、義勇と談笑しながら廊下を歩いていた
すると、時透の鴉が義勇の元に飛んできた
「今日ハ、ゆきハ僕ノトコロニ泊まるカラ。心配シナイデって 無一郎カラヨ」
ゆずが、聞いて驚いていた。
「霞柱様の所にあの子が泊まるんですか?」
義勇は、もう我慢出来なかった。
「鴉ちょっと待てゆきに今すぐ帰って来いと伝えろ。」
「エッ!?マア イイけど 伝エルワ」
義勇は、溜め息を付いて部屋に戻って行った。
〜〜〜
無一郎の屋敷では
「ゆき何か元気ないよね?」
無一郎が、ゆきを膝の上で抱きながら聞いた。
「…無視されてるの」
「無視?」
「うん…」
「誰に?僕が言いに行ってあげようか?」
ゆきは、ハッとして慌てて無一郎に言った。
「ううん。何でもないの!!屋敷に五人隊士が稽古に入って来たからちょっと馴染めなくて…」
無一郎は、ゆきの首筋をぺろっと舐めた後吸おうとした瞬間ゆきが離れた。
「ん?いやだった?」
義勇さんに、跡をつけさせるなって言われてるのにまた付いてたら…
「ゆき今日は泊まってね。冨岡さんには銀子を飛ばしたから伝わっているはず」
「…凛が留守なの?」
無一郎は、話を逸らした。
「ゆきそろそろお風呂入ってきなよ」
「う、うん」
「一緒に入る?」
「恥ずかしいよ」
無一郎がまたゆきにくちづけをしようと顔を寄せた…その時
「無一郎!ワタシヨ!」