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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第46章 幻覚の正体〜冨岡義勇


「そのお話は、師範にはしていないです…なんで?」

義勇は、少し考えて

「今日は、夜の任務がないから食事の時にゆっくり話す」

そう言って義勇は、稽古を始めた。

ゆきは、気になりながらもきちんと稽古に集中した。

水の呼吸もまずまず使いこなせるようにもなってきた。

後は、実戦で鍛えて経験を積んでいけば強くなると義勇は確信した。


休憩時間になり義勇が、井戸へ水を汲みに行った所ゆきが、立ち尽くしていた。

不思議に思いゆきの近くまで来ると井戸で、隠が水を汲んでいた。

ゆきが、勘違いして抱かれたと思い込んでいる隠だった。


「あっ!ゆき様!お水ですか?すぐ汲みますね」

隠が、水を汲んでやり渡そうとゆきに近付いたと同時に、ゆきは後退りをした。

隠が、不思議に思い尚もゆきに近付いた。



何で?何で?そんな普通に出来るの?私達あんな事を…したのに…

背中が、何かに当たった…うしろを見ると義勇だった。

ゆきは、なぜか安心した。

「義勇さん…」

「水貰わないのか?」

「あっ、そっか…あ、ありがとう」

ゆきは、震える手で水を受け取った。

隠は、よく状況が把握できずにいた…。

「ゆき様?顔色が…」

ゆきに、触れようと手を伸ばした…

義勇が、その手を掴んだ。「言ったはずだ、お前はゆきに対して接触が多すぎると…」

隠は、ペコペコと頭を下げて走って行った。


ゆきは、怯えた表情のままあんなに避けていたはずの俺に頼っている。

隣で、しっかりと俺の羽織りの裾を握りしめていた。


でも、あの夜の相手はお前が怯えているその隠ではなくて、隣に居る俺だ…。

軽蔑されるんだろうな…

今夜

お前に打ち明ける時に…


「ゆき取り敢えず水を飲め」

ハッと気がついてゆきは、慌てて義勇の羽織から手を離した。

そして、水を一気に飲み干した。


汗ばむ肌…水を飲み干す横顔を見るだけで、心が高鳴る…。

好きな気持ちが増えていく…

お前に俺を、好きになってもらいたい

心の中でいつも想っている好きだと


「稽古の続きをするぞ」


「はい!師範」



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