第40章 狂った夜〜時透無一郎 冨岡義勇【R18強】
門を警備している隠に、部屋に戻るように言われゆきは、部屋に戻った。
無一郎が、凛の所から帰ってこない気がして不安だった。
気持ちを、落ち着かせようと部屋を出ようとした時ふすまが開いた。
義勇が、立っていた。
「義勇さん!?」
「鬼は、来ないとは思うがいい加減部屋でじっとしていろ」
「わ、わかりました…だから部屋から出てください」
義勇は、ゆきに近づいた。
ゆきは、びっくりして後退りした時に尻もちをついてしまった。
義勇が、跪きゆきの頭を撫でた。
「くちづけした事を、怒っているのか?」
「……」
黙ったままゆきは、何も言わなかった。
「ゆき…口をきいてくれないのか?」
「義勇さん…部屋で二人で居たらまた無一郎くんに誤解されます」
潤んだ目で俺に訴えてくる…。
抱きしめたい…
今とても抱きしめたい衝動にかられている。
抱きしめて、髪を撫でて、くちづけして…。
だけど、ゆきはそれを望んでいない…。
目の前で、少し怯えて困っている。
早く俺に部屋から出ていって欲しいんだとわかっている。
欲を出して俺は、指先を伸ばした。
頬の傷に触れると痛いのか、びくっと体を震わせた。
夜の静けさが俺を少し狂わせ始めていた…。
時透が、もう帰って来てこの部屋に来るかも知れない?
そんな、緊張感も相互してなのか…
「ぎ、ぎゆうさん…?」
俺の手は、自然とゆきの体を這うように撫でていた。首筋に触れ肩に触れ胸元の膨らみを撫でていた。浴衣だけなのですぐに、柔らかい肌に触ろうと思えば触れる状態だ。
「や、辞めてください…」
今晩、帰ってきた時透にこの綺麗な体を差し出して抱かれるのかと考えると腹が立ってくる。
義勇が、体を重ねてきた…。
畳にゆきは、倒れた。義勇が、愛おしそうにゆきの頬を撫でる…。
浴衣の胸元から義勇の手が、入ってくる。柔らかい膨らみを確かめるかのように優しく触った。すると体は正直で、先の部分が硬くなりはじめた。
手のひらで胸を触りながら親指でその先を刺激された。
「あっ…やめて、義勇さん…」
ゆきは、自分が体が反応して濡れているのもわかった…
そんな自分が嫌だと思った…