第35章 疑い〜時透無一郎 冨岡義勇【R18】
結局凛は出ていかなかった。それに無一郎も何も言わなかった。
無一郎は、体力を回復するために庭で打ち込みをしていた。
凛はその様子を幸せそうに眺めていた。
ゆきは、蝶屋敷に回復訓練のために通うように言われていたので蝶屋敷に行っていた。
回復訓練には、怪我をした炭治郎や玄弥もいた。
「ゆき久しぶりだね!」
「炭治郎くん!怪我大変だったみたいだね」
炭治郎と他愛もない話をした。楽しかった。久しぶりに笑った。
「そう言えば時透くんは怪我の具合どうなの?」
「あっ、うん。昨日から屋敷に戻れて今は屋敷で体を慣らしてるんじゃないかな?」
炭治郎は、感じた…ゆきから悲しい匂いがする…時透くんと喧嘩でもしたのかな?
そうだ!いいこと思いついたぞ!
蝶屋敷屋敷から訓練を終え帰るゆきに炭治郎が声をかけた。
「待って〜!ゆき」
「炭治郎くん!?」
「しのぶさんが、時透くんの屋敷に今日外泊しても良いって許可を出してくれたから一緒に行くよ」
「えっ?そうなの?」
「時透くんには了承済み。しのぶさんが鴉飛ばしてくれたから」
〜〜〜
屋敷に着くと無一郎と凛が出迎えてくれた。
「炭治郎!久しぶり!どうして急に?すごく嬉しいよ」
四人での食事になった。
炭治郎とゆきは相変わらず距離が近い…。
「ゆきほら、髪に何かついてる」
「え?ありがとう」
炭治郎は、自然にゆきに触れるし距離が近い。
さっきから炭治郎が然りげ無くゆきの肩や背中に触れているのが気になる…。
ゆきは気にならないのか?それに僕に見せたことないような笑顔で炭治郎と笑い合う。
無一郎が機嫌が良くなくなってきている事に凛が気付いた。
「炭治郎さんそろそろお風呂にどうです?」
凛が機転を利かせた。
〜〜
ゆきは、炭治郎がお風呂に行っている間に寝室の用意をしてあげていた。
お布団を出して敷こうとした時に押し倒された。
ドンッ!
「いったぁ…」
見上げると無表情の無一郎が立っていた。
「炭治郎にも気があるの?」
「え?無いです!」
「嘘つかないで、楽しそうにしてた」
「友達です」
言い争っている所に炭治郎が戻ってきた。