第33章 十四歳と一九歳〜時透無一郎 【R18】
ゆきは、ぐったりしたままだったが無一郎はさきほど見た不死川との口づけがきになってまた問いただしていた。
「さっき何で不死川さんと口づけしてたの?」
ゆきは、口づけされた事に気づいていなかったので驚いた。
でも声が出せないから答えれなかった。
「僕が凛と気づかず一緒の布団で眠った事怒ってるから不死川さんと口づけしたの?」
そんな事ないのに声が出ないから答えられない。
「泣いたって無理だよ。答えてよ?何で不死川さんと口づけしてたの?」
「不死川と口づけしたのか…?」
無一郎がびっくりして入り口の方を見た。
義勇が驚いた顔で立っていた。
「冨岡さんには関係ない話ですよ」
無一郎が、不機嫌な顔で言った。
「いや、俺が勝手に気になる」
ゆきは、泣くだけで何も答えない…。義勇がゆきの側に寄った。
「ゆき?」
顔を見た時に感じた妙に色気が増している様に見えた。それに乱れた髪…なぜか艷っぽい…
さっきまで時透がもしかして抱いていたのか…?
不死川か?
そんな時にしのぶが現れた。
「あらあら、お二人で取合いですか?ゆきさんは血鬼術にかかってます。声を失うものです。ですので当分声がでませんので、理解してくださいね」
「胡蝶、ここでゆきは治療になるのか?」
「もちろんです。声が出るまで蝶屋敷で預かります。」
「そうか。」
しのぶは、それだけ話して部屋から出て行った。
義勇は、ゆきの背中をポンと叩いた。
「俺が毎日看病に来てやる」
ゆきが慌てて顔を横に振った。無一郎は、焦って義勇に言った。
「僕も蝶屋敷で療養してますし看病はいらないです」
義勇が鼻で笑った…
「時透は、同じ年の凛がいるだろ?それにお前は夜中に熱が出るのにどうやってゆきの看病するんだ?馬鹿も休み休み言え」
腹が立ったがそれも事実だ…僕はまだ血鬼術が抜けてないそれに、凛をまだ突き放せていない。
そうこうしているうちに凛が現れた。
「無一郎くん探しましたよ!」
ゆきside〜
えっ?呼び方?名前で呼んでるの?いつの間にか親密になってる…ここから見ても無一郎くんと凛が並ぶと年相応でお似合いだと思う。凛もまだ幼さが残る顔立ちだし…。