第33章 十四歳と一九歳〜時透無一郎 【R18】
次の日
凛は、無一郎の昨夜使った布や氷を入れていた桶などを戻しに部屋を出た。
ふと隣の部屋に人影があったので誰だろうと思い覗いた。
「風柱様?誰か怪我して寝てる?あれは誰、」
凛は病室で、すっかり元気をなくしている無一郎に報告した。
「隣の部屋に誰か怪我して昨夜運ばれたみたいですよ風柱様が付いてました」
「ふーん」
「手が見えたんですが多分女性ですね」
そんなの僕にはどうでもいい…。ゆきは来なかった。
富岡さんと過ごしたのかな?富岡さんとゆきは…。
「師範?急に立ち上がってどこに行くんです?」
「朝は体調が良くなるから散歩に行ってくる」
部屋を、出ると隣の部屋が見えた。不死川さんが誰か寝ている人に口づけしているのが見えた。
不死川さん?寝てるのは怪我した人だよね?今口づけしたぞ?あの人にそんな仲の人がいたんだ。
蝶屋敷の庭を一周りして無一郎は部屋に戻る所だった。
隣の部屋が妙に気になった。
不死川さんの姿はもう無かった。
ベッドに誰か寝ている。…黒い髪が見えた。白い肌の綺麗な腕に引っ掻き傷が付いていた。鬼にやられたんだろうとすぐにわかった。
でも、あの腕…肌の白さ…もっと近づいた。
「ゆき!?」
ゆきが怪我をして眠っていた。でも何で不死川さんが口づけを?
するとゆきが目を覚ました。
「どうして怪我をしてるの?この体の傷は鬼だよね?」
ゆきは、答えたくても声が出せない。
「それと不死川さんとどんな関係?」
「……」
「不死川さんも大人だし僕はやっぱり子供かな?」
「?」
「僕じゃ物足りなかった?」
無一郎くんなんの話をしているの?それに私は声が出ないの…。
「何で黙ってるの?」
無一郎が急にゆきに、激しく口づけた。息が出来ないほどだった。
浴衣の胸元も強引に開かれた。激しく胸を揉み先を舌で転がした。無一郎の指先はそのまま体の形をなぞりながら下着の中の濡れている場所に荒々しく入っていった。
ゆきは、声が出ない。出るのは荒い息遣いだけだった。
「どうして声出さないの?」
ゆきの中を無一郎は指で激しく刺激している。息遣いがどんどん激しくなる。
気持ち良いのか体はずっとびくっびくっと揺れている