• テキストサイズ

【黒子のバスケ】宮地さんと秘密の恋を

第7章 高鳴り







その瞬間、ポケットから振動を感じて携帯を取り出す

確認すると春雨さんからの電話で、出るのをためらった




「…出ねぇの?」



『後からかけ直します』



「お、男か?」



『…?
いえ、女の人ですけど』



「そうか」



どこか焦った様子を見せる宮地さんを視界に入れながら、春雨さんへかけ直します。とメールを送信する




「名前」



『は、はい』



「彼氏とか居んのか?」



『…え?』



「いや、やっぱ何でもねぇ」



『えっ、と居ないですけど…』



「…そうか」



何となく宮地さんのその言葉が胸をまた高鳴らせて、どこか幸せな気持ちに包まれた

あたしと宮地さんの間には謎の沈黙が生まれたのだけれど、不思議とそれを不快には思わなかった













/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp