第4章 恋愛成就
その後、入学式が終わり家に帰る準備している途中のこと
スクールバックから音がメール着信のお知らせ鳴って、春雨さんからだったため折り返し電話をかけた
『もしもし』
《名字ちゃん?
メールで伝えた通りなんだけど、これから雑誌の撮影あるんだけど、今から大丈夫?
あ、涼太くんとも合同だからね》
『大丈夫です…けど』
《けど?》
『…大丈夫です
家で待ってて下さい』
ピッと通話終了ボタンを押して家へと向かう足を走らせる
宮地さんに渡す約束したのが用意できなくなってしまうし、仕事ならば用意が必要だ
『た、だい、まぁ…』
「名字っち!お帰りなさいッス!
今日一緒に撮影ッスね!」
『声大きいよ、近所に人居たらバレちゃうでしょ?』
「あ、ごめんッス」
『準備するからちょっと待ってて、春雨さんが迎え来てくれるみたいだからさ』
「了解ッス!」
さすがに走る必要はなかったな。と反省しつつもとりあえず自室へと向かい、制服から着替える
その後にかなり大きめの紙袋にCDやDVD、ポスターなどをすべて入れてスクールバックの横へ置いておく
「名字っちー!
迎え来たから、行くッスよー」
『は、はーい』
他の物は家に帰ってから行おうかな