第2章 若草色の恋(不死川実弥)
「お前…いつも窓開けてたのって…」
コクリと頷く雫。
『いつか思い出してくれたら、って。
私と師範を繋ぐものは、やっぱり風なので…』
ニコリと笑う雫を、もう一度抱き締める。
「昔…お前を失った時…マジで立ち直れなかった。
仲間や部下にはそんな姿見せられなかったが…
悔しくて眠れない日もあったし…後悔しない日もなかっ…た…」
クソが…
記憶だけじゃなく、感情まで想起させられんのか…
涙で視界がぼやける。
『師範…すみません、心配かけて。』
俺の顔に、そっと触れる。
『傷がない師範の顔…見慣れません。』
ふふっと笑うと、そっと唇を重ねてきた。
「…っ……おまっ…」
『いけませんか…?』
キョトンとする雫。
「馬鹿かっ…今の時代は何かと面倒なんだよ、大体テメェは何で女子高生なんだっ。
前は3つしか離れてなかっただろうが…」
確かに…と頷く。
『7つも離れた私の事は…
もう好きになってくれませんか…?』
何でコイツはこうなんだ。
そっと抱き寄せ、口付けた。
「アホか…今度こそ、お前は俺がぜってぇ守ってやるよ。どこにも行くんじゃねぇぞ…」
『はい……』
バタバタと人が訪れ賑やかになると、雫は花瓶を片付け帰って行った。
ーーーーーーーーーーーー
『んっ……ゃっ……』
白い肌に映える淡い色の先端に舌を這わせ、口に含む。
『しはっ……先生っ…』
「ふっ…そうだな…
ずっとこの世界で生きるんだ。師範は変だろうなぁ…」
ジュ…ジュル……と吸い上げる。
『あんっ…先生…ここでこんな事…いい…の?』
退院した俺はすっかり全快し、雫を教科指導室に呼び出してイケナイ事の最中だ。
「我慢できねぇよ…いつまで俺を待たせんだ…
早くお前と繋がりたくてたまんなかったわ…」
スカートに手を差し込み、ショーツをなぞる。
濡れてる…
ショーツを横にズラすと、指を侵入させる。
『ぁっ…怖…いっ…』
「………やっぱそうだよな…」
体もあの時のまま…とはいかないよな。
まぁ、その分…
「2回もお前のハジメテもらえるんだ…
悪くねぇ…」
口内に舌を這わせ、胸の先端を虐める。
『んっ……』
「足開けぇ…優しくする…」