第1章 群青色の恋(冨岡義勇)
そろそろ俺も限界だ…
寝間着を脱ぎ去り裸になると、雫が目を見開き、起き上がった。
「…?どうした?」
震える手で俺の胸に触れる雫。
『傷…が……たくさん…』
昔は仲間と風呂に入ったこともあったが、柱となってからは誰かに裸を見せる機会も随分と少なくなったので、自分の体のことなど意識したこともなかった。
「古傷だ…若い頃は弱かったから、随分怪我をしてこのザマだが…今はもう、そんなに大きな怪我もしない。汚いものを見せたな…」
ブンブンと首を振る雫。
『義勇様が…生きていてくれて…良かったです。
私を…私達を…救って下さって…本当にありがとうございます。』
涙を流す雫の頬に触れた。
「なら俺からも言う…
生きていてくれて…ありがとう。」
泣きながらニコリと微笑むと、その笑顔にじわじわと胸が温かくなるのがわかった。
雫が生きていてくれて…
本当に良かった。
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『んっ……あっ…ぁっ……』
先端を挿れると身を捩り、ビクビクとナカを震わせる雫。
「痛いか…」
ゆっくりと首を振る。
『幸せです…』
俺はその言葉に安堵し、奥まで自身を進めると少しずつ動き始めた。
『んっ……ぁっ……ぁんっ…』
フルフルと揺れる胸に吸い付くと、ナカが更に締まった。
静かな部屋に、厭らしい水音が響く。
堪らなくなり、バチュバチュと腰を打ち付けた。
『あっ…ゃっ……』
「っ…雫…そんなに締めると俺がもたない…」
雫のナカは想像以上に柔らかく、俺をぎゅうぎゅうと締め付ける。奥まで突く度にビクビクと震えて搾り取られそうだ。
「っ……雫…」
情けないな…
良くしてやりたいのに余裕がない。
雫が俺の頬に触れた。
『ぁっ……義勇様…気持ち…いい?』
頬を染め、涙と汗でキラキラとする雫が扇情的で、自身の質量が増した。
俺は動きを早め、雫の手を握ると小さな口を塞いだ。
『んっ……んんっ…ふっ…』
「当たり前だ…俺以外とはもう…絶対に…」