• テキストサイズ

《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第5章 呼吸









し「さん、
だいぶ力がついてきましたね〜」


『うん…ありがとう…』


し「浮かない顔をしていますね?
何か気になる事でもありましたか?」


『気になるっていうか…
やっぱりさ、私達って女だし
どれだけ鍛えても力じゃ男の人には敵わないでしょ?
なんかそれが…ちょっと悔しい。
どうにもならないことだから。』



カ「わたしも…そう…思います…」


『だよねぇ…。』


し「ふふっ、確かに男性は女性よりも
体格が優れている方が多いので
どうしても力の差はついてしまいます。
それは紛れもない事実ですが、
逆に言えば、女性にしかない強みもあるのですよ?」



「『強み……?』」



し「女性は男性よりも体が小さく、
体重も軽いので、その分俊敏に動く事が出来ます。
柔軟性だって、女性の方が何倍も優れています。」



『なるほど…、言われてみればそうだね…』



し「それに、さんとカナヲは
動体視力に優れていますし、私より腕力もありますから、きっとまだまだ強くなれます。」



『うん……、ありがとう、しのぶちゃん。
私もしのぶちゃんみたいに
早く動けるように頑張るね!』


し「ふふふっ、前向きな姿勢は素晴らしいですが
さんが私のようになるには、
まだ相当時間がかかると思いますけど〜」


『え゛っ……』


し「私は柱ですよ?
簡単に追いつけるわけないじゃないですか〜」



『うぅ…、そ、それでも……私、頑張る!
カナヲちゃん!一緒に頑張ろうね!?』


カ「はいっ」


し「じゃあ早速稽古をしましょう。
さんはもっと早く動けるように
足腰を鍛えましょうね。」



『分かった!よーしっ、頑張るぞー!!』








ーーー…






/ 279ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp