第19章 看護 ✴︎
精神的に強くなっただが
何か一つの事に集中すると
周りが見えなくなるところは、まだまだ未熟者だな。
それに…
「…無防備過ぎて心配だ。」
『え?冨岡さん、今何か言いました?』
「…何でもない。…、宇髄達を頼むぞ。」
『はいっ…!あ、でも…冨岡さんは…』
刀を懐に収めながら
俺に視線を向けたの言いたいことはすぐに察した。
「俺の熱はもう下がってるから…、大丈夫だ。」
『…分かりました。
でも、もしまた具合が悪くなったら
ちゃんと休んで下さいね!』
「あぁ、…早く行け。」
『はいっ!じゃあ、失礼します!』
俺に対して一礼したは
カラスと共に部屋を出て行った。
「…。」
1人になった途端、静寂が部屋を包み
仕事だと理解しているものの、がいなくなっただけで物寂しさを感じた。
姉が亡くなってからあいつと出会うまで
ずっと1人で過ごして来て、1人でいる事には慣れているはずだったんだが…
俺はどうやら、相当に依存し
昔の頃のようには引き返せないほど彼女に惚れ込んでいるようだ…。
「はぁ……、俺の方がまだまだ未熟だな…」
今度はいつと会えるだろうか…。
昨日は途中でお預けを食らったが
早くの全てが欲しい…
俺だけのものにしたい…
そんな思いが日に日に強くなっていく独占欲まみれの己に呆れて、俺は大きなため息を吐き、その息の音は静かな部屋にはよく響いた。
(はぁ、はぁっ…、急いで帰らなくちゃ…!)
(…ネェ、。アンタサ、
意外ト大胆ナノネ。)
(え?何の話?)
(サッキ屋敷デ…、水柱ガ目ノ前ニイルノニ
浴衣カラ隊服ニ着替エテタデショ。
モウ着替エル所ヲ見ラレテモ平気ナクライ進展シタノ?)
(っ、!?!?やだーーーーッ!!!
早く帰る事しか頭になかったから
そんなの気にしてなかったよぉぉぉぉ…!!
冨岡さんに着替えるとこ見られてたとか…
恥ずかし過ぎて顔合わせられないじゃん…!!
やだもーーーッ…!!!)
(…。ヤッパリッテ馬鹿ネ…)