第22章 恐怖
「ハハッ、しんどくなって来ただろォ?
俺の毒は男には効かねェが
女は皆、今のお前のように体を震えさせて
発情期の雌犬みたいになっちまうんだよなァ〜。」
『っ…』
悔しい…。
鬼の言葉に対して言い返してやりたいけど
体が疼いて疼いて仕方がない…。
鬼の毒は本当に発情させる効果があるようで
快楽に満ちた刺激を全身が求めてるのが分かる…。
それでも何とか立ち上がろうと足に力を入れようとした私だけど、プルプルと震えてしまい…
そんな私を見て、鬼は少しずつこちらに近づいて来た。
「へへっ、随分色気のある顔になって来たなァ…?」
『うる、さい…ッ、黙って…!!』
「気の強い女ほど、俺ァ犯すのが好きなんだよなァ。」
『っ…』
鬼の不気味な笑みを見せられたことで
ゾクっと鳥肌が立った私は、近づいて来る鬼から離れようとしたけど、やっぱり体に力は入らなくて…
「大抵の女は俺の毒を喰らったら
自慰行為を始めるか意識を失っちまうんだけどなァ…。」
『そんな、こと…っ、鬼の前で、する訳…ないでしょ…!』
自慰行為なんかやったことない私だけど
確かに今の状態では、すぐにでも気持ち良くなりたいほど体が疼いているから
本当はすぐにでも発散させたい…。
でも、鬼の毒なんかに簡単に負けたくなくて
私は心を強く保ち続け、抵抗している。
「強情な女だなァ?
素直に諦めれば俺が楽にしてやるのに」
『はぁ、はぁ、誰が…アンタなんかにっ…、』
冗談じゃない…
こんな鬼に触れられるくらいなら自害した方がマシ。
でも、そんな事をしたら冨岡さんが悲しむから…
絶対死なないって約束したから…、
こんな毒になんか絶対負けない…!!
諦めて鬼に屈することなんか、私は絶対にしない…!!