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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第22章 恐怖







『うーん…。いかにも、って感じ…』





女性が言っていた山の中の神社に辿り着くと
見た目はそんなにボロい訳でもない。

でも奇妙な感じと不気味な感じが漂っていて
誰もが自ら近付こうとしない怪しさが
神社の雰囲気から伝わってくる…。




その神社を眺めているだけで
背筋がゾクっとして鳥肌が立った私は
大きく深呼吸をしてから神社の中へ入ろうとしたけど…





「カァー…、待ッテ、。」

『カヨちゃん…?どうしたの?』




いきなり私の肩に降りて来たカヨちゃん。

引き留められたことを不思議に思いながらも
とりあえず話を聞くことにした。






「女性ガ行方不明ノ被害…、
思ッテイタヨリモ拡大シテルカラ、増援ガ来ルミタイ。」

『そうなの?じゃあ1人で突入せずに
待機してた方がいいのかな…』

「ソウネ…、コノ神社…、嫌ナ感ジガスル…」





鎹鴉のカヨちゃんにも分かってしまうほど
この神社は嫌な雰囲気を漂わせてるんだ…。



一体、どんな鬼が潜んでいるの…?



もしかしたら、上弦の鬼だったり…、と思考を巡らせていると…







「キャーーーーーーー!!!!」


「『!?!?」





突然
神社の中から聞こえて来たのは女性の悲鳴…。



それは明らかに恐怖から発せられたもので
私は反射的に刀の鞘を片手で握り、神社の入り口へと向かっていた。






「!!1人デ行クノハ危険ヨ!!
増援ヲ待タナイト…!!」


『カヨちゃんも今の悲鳴聞いたでしょ…?
危ない目に遭ってる人がいるかもしれないのに
待つことなんて…っ、私には出来ないよ…!』





もしこのまま待機している間に手遅れになって
誰かが命を落としてしまったら…


私は絶対に後悔する。




1人で行ったところで間に合うかどうか…、

さっきの悲鳴を発した人を助けられるかどうかは分からないけど、このままここでジッとして待つよりも、

私は私のできる事を後悔しないようにやりたいんだ…。






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