• テキストサイズ

《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第20章 我慢




「さんはとても察しが良くなりましたね。」

『長い事一緒に暮らして来たから
何となくそう思っただけなんだけどね…』

「分かっているなら…、もう少し休息時間を摂って下さい。」

『うん……、でも……心配なんだよ…』




炭治郎くんと伊之助の為に
今、私が出来ることなんて大して無いけど
心配な気持ちを抑えきれなくて…
気がつくと、いつも2人の病室に足を運んじゃってるんだよね…。





「心配な気持ちも分かりますが…
さんの事を心配してる人がいるってことも、ちゃんと分かってますよね?」


『っ、…うん……』


「また以前のように倒れたりしたら、元も子もないんです。炭治郎くん達の様子は、他の子達も気に掛けていますから…、1人で無理をする必要はありません。」


『はい…、ごめんなさい…』




久しぶりにしのぶちゃんに説教をされたけど
やっぱり柱の人だけあって、言葉に重みがある…。


炭治郎と伊之助が心配なのは皆んな一緒…


そんな事は分かってたはずなのに
しのぶちゃんの話を聞いたら
蝶屋敷の皆んなが私を心配してる…


いや、心配させてることに気付き
私はしのぶちゃんに頭を下げながら謝罪をした。


…実際、さっきもカナヲちゃんに体を気遣われたからね。





「全く…、さんは本当に優し過ぎます。
そういうところ…、私の姉にそっくりです。」


『あ…、さっきカナヲちゃんにも似てるって言われたんだけど、そんなに似てるの?』


「えぇ。とても。
優しくて、世話焼きで、明るくて…
時々、能天気なところが出る辺りも似ています。」


『の、能天気って…』




…何だか普通に悪口を言われた気がするんだけど。




「姉さんも…、重症の隊士が運び込まれた時
いつも寝る間を惜しんで、隊士達のお世話をしてました…、私がいくら声を掛けても休んでくれなくて…。」


『っ、私と一緒、だね…』


「そうですよ…。
似すぎているから…、私はさんが心配なんです…。
姉のように…、命を落とすんじゃないかって…」




しのぶちゃんは、亡くなったお姉さんの面影を私に重ねているみたいで、なんだかすごく辛そうで、とても悲しそうな表情をしていた。





/ 410ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp