第18章 憤慨
side 冨岡
を怒らせてしまった日から数日が経ちー…
俺は、己のした行いをずっと悔やんでいた…。
「はぁ……、」
このように、何度も無意識にため息が溢れ
と話をしたいのに
何をどう話せば許して貰えるのか…
その方法が分からず、俺は悩み続けている。
考えても考えても…
を怒らせたのは初めてだから
ただ謝るだけでは簡単に許して貰えるとは思えない…。
顔を見ながら謝罪の意を示したいが
もし会う事すら拒絶されてしまったら…
と、想像するだけでとてつもない恐怖を感じた…。
だが、俺のいないところで
伊黒と仲良くなっていたのは、どうしてもいい気がしないままで…
この数日間、俺はずっと1人で悶々としていた。
…まさか恋人の女と揉めてしまっただけで
自分がここまで意気消沈するとは思わなかったな。
だが俺は、それほどの事を
本気で想っているということなのだろう…。
今回のように
拗れたからといって、彼女を手放そうなどとは全く思わない。
だから早く…関係を修復したい…。
とずっとこのままでいるのは……嫌だ…。
「…行くか。」
屋敷の道場で座り込んでいた俺は
床に置いてある刀を持ち、蝶屋敷に向かい始めた。
…だが、先日を怒らせてしまった為
このまま手ぶらで向かう事が気に掛かり
何か手土産でも持参しようと、蝶屋敷に向かう前に商店街へ立ち寄る事にした。
ーーー…
「確かアイツは…甘い物を好んでいたな…」
…黙々と歩き続けて商店街にやってきた俺は
何を買うべきかどうか悩んでいる。
甘い物、といっても種類は多数…
いっそ全種類の甘菓子を買おうかとも考えたが、そうなると流石に1人では待ち切れない為、断念するしかなく…
通りを歩きながら
甘い物を扱っている店を探し、目に入った和菓子店に向かおうとすると、背後から俺の名前を呼ぶ声が耳に入った。