第18章 憤慨
宇「おーおー、そんな嬉しそうな顔しやがって。
は冨岡にめちゃくちゃ派手に惚れてんな?」
『っ、もう…!早く出発して下さい!
日が暮れちゃいますよ!?』
宇「分かってるっつーの。
んじゃお前ら、しっかり着いて来いよ?」
炭治郎くん達に声を掛けた宇髄さんは
屋敷の屋根の上にスッと飛び乗り
あまりの速さに驚いたけど、炭治郎くん達も慌てて宇髄さんの後を追って行った。
…そして、彼等を見送り終わると
冨岡さんは丁度、私の近くまで歩みを進めていた。
『冨岡さん、おかえりなさいっ!
任務、お疲れ様でした!!』
「…。」
『…?冨岡さん…?』
声を掛けたにも関わらず、冨岡さんは口を開かなくて…
それに、醸し出されている雰囲気も
普段と違う感じで……
何だか怒っているような様子だった。
『あ、あの…、今さっき
宇髄さんや炭治郎くん達が任務に出たところで…』
「…、聞きたい事がある。」
『え…?』
私が話しているのを遮った冨岡さんは
やっぱりすごく怒っている様子だった。
久しぶりに会えたのに
どうしてそんなに怒っているのか分からなかった私は、戸惑いながら何を聞かれるのか、大人しく待つ事にした。
「お前、俺が任務に出ている間、
何をして過ごしていた?正直に答えろ。」
『な、何って…、いつもと大体同じですよ…?
任務に出たり、蝶屋敷の仕事をしたり…
特に変わった事は何も…』
「…。伊黒と、2人で出掛けたらしいな。」
『!?な、なんで知ってるんですか…!?』
伊黒さんと出掛けたことは
しのぶちゃんしか知らないはずなのに…
でもしのぶちゃんも今は任務に出ていて
任務帰りの冨岡さんと会って聞いたとは思えない…。
どうしてその事を知っているのか尋ねた私を
冨岡さんは鋭い目付きで睨んできて、恐怖を感じた私は、ビクッと体が震えてしまった。