• テキストサイズ

《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第17章 進物




「…?…聞いているか?」

『あっ、はい!聞いてます!!
えっと…贈り物は…、一度もないですね…。』

「そうか…。
ならばお前が冨岡から贈られて嬉しく思う物は何だ?」


『そう…ですね…。
経験がないのでよく分からないんですけど
私は好きな人から貰える物なら
何でも嬉しい…ですね…。』


「成程…。そういうものなのか…。」



一体私は
どうして伊黒さんからプレゼントのことを聞かれてるの?


全く話が見えなくて困っていると
そんな私の心情を察してくれたのか、伊黒さんは詳しく説明してくれた。





「贈り物を贈りたい相手がいる…、
それをに選んで欲しい。」

『え…?』




プレゼントを贈り合う経験がない私に選んで欲しいと頼んでくるってことは…

まさか…





『その…、贈る相手は女性なんですか…?』

「…そうだ。だからお前の力を借りたい。」

『わ、私でよければ!!お手伝いします!!』




そっか…

じゃあ伊黒さんも誰かに恋してるんだ…。



漸く合点が一致してスッキリしたところで
私達は商店街に並ぶお店を順番に見て回った。





「俺は女が喜ぶ物がよく分からなくてな…
手間をかけさせてすまない。」


『いえいえ!
ちょうど時間を持て余していましたから!
誘ってもらえて丁度良かったですよ〜』




それに、こんな身近に私と同じで
恋心を抱いている仲間がいるのが分かって嬉しいし。


まさか柱の伊黒さんが恋をしてるのは意外だったけど、今日は先日の稽古のお礼も兼ねて、精一杯手助け出来るように頑張ろう!





「お前のいた時代では
男は女にどのような物を贈っていた?」


『そうですね…、人によって様々ですけど
やっぱりアクセサリーとかかなぁ。』


「あく…せさりー…?」


『あ、えっと、装飾品のことです。
ただそういうものは
恋人関係になってから贈る方が多かったはずなので…。』


「そうなのか…。」


『なので今日は
色んなお店を順番に見て回りましょう?』


「そうだな…。では、慎重に選ぶとしよう。」


『はい!』




それから私たちは
商店街のお店をぐるぐる回り、様々なジャンルのお店を物色していった。




/ 361ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp