第15章 潔白
御「…、
今回の一件で、君をとても苦しませてしまったね…、
それと義勇…、君の大切なを
傷つけてしまい…、本当に申し訳なかった。」
『っ…!?』
「!?」
御館様は突然私達に謝罪をすると
畳に手をついて頭を下げ出していて…
私と冨岡さんは驚きを隠せなかった。
冨「御館様!頭をお上げ下さいませ!」
『そうですよ…!謝られるようなことは何も…!』
御「いや…、
私はに謹慎命令を出しただろう?
その事もすぐに噂が広まってしまい
君を傷付けた…、ごめんね、。」
『そんなっ!私もう気にしてませんから!』
…確かに謹慎するように言われた時は
私の事を信じてくれなかったのかな、って
悲しい気持ちになったけど
今日、わざわざ私の為に
蝶屋敷まで来てくれた御館様に、今はもう感謝しかないんだ。
御「実を言うとね、君に謹慎を命じたのは
他の隊士と任務に出る事で
君がさらに傷付くのを防ごうとしたからなんだ。」
『えっ…、そうだったんですか…?』
御「嫌な噂話が広まっていたからね…、
蝶屋敷にいれば、しのぶ達が君を守るだろうから。
でも結局、悲しい思いをさせてしまった…。
本当に申し訳なく思ってる…。」
御館様は私に頭を下げたまま謝罪の言葉を何度も口にしている…。
鬼殺隊の長である御館様に
ずっと謝罪されるなんて申し訳なさを感じた私は
何度か説得し、頭を上げてもらった。
『御館様は、私の事を配慮してくれた上で
謹慎の命を出して下さったんですから…
もう謝らないで下さいね?』
御「…ありがとう。
は私にとって自慢の娘だ。
だけど…、例の隊士のことは
本当に処罰を与えなくてもよかったのかい?」
…確かに、自分でも甘い判断をしたとは思う。
さっき出て行った隊士には目の前で悪口を言われたり
他の隊士達からも嫌な視線ばかり向けられて
どうすればいいのか分からなかったけど…
私はこの部屋であの隊士が言っていた事を
頭の中で思い返した。
『あの人…
鬼殺隊には何の未練もないって言ってましたけど…
私にはそれが彼の本音だとは思えなかったんです。』
冨「…どういう意味だ?」