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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第9章 修練




キヨ「さんっ!おかえりなさい!」

スミ「待ってましたよ〜!!」

ナホ「早く中に来てください〜!」


『ど、どうしたの?何かあった?』


キヨ「炭治郎さん達が訓練の相手をして欲しい!って言ってて…」

スミ「アオイさんと私達ではもう力不足なので
カナヲ様が相手をして下さっていたんですけど…」

ナホ「流石にカナヲ様も同時に3人は相手に出来なくて…」


『あぁ…そういうことね…』




3人の小さい女子の意思を理解したは、屋敷の中に向かおうとする前に
俺の方を振り返った。





『冨岡さん…
今日は本当にありがとうございました。
凄く…楽しかったです。』

「っ…」





恥ずかしそうに
そして照れ臭そうに告げたの顔を見たら、心音が大きく高鳴り…



俺は何も言い返すことが出来ず
戸惑っている間に、さんは女子達に連れられて
屋敷の中へと入っていった。






「はぁ…、調子が狂う…」




のああいう顔を見せられた事で
何度脈が乱れたのか分からない。




結局、俺の願いを伝える事も出来ないまま
1人で門の前に立ち尽くしていた俺は

自分の屋敷に戻ろうと歩き出したが…





西「あ…、水柱…、お疲れ様です。」

「…。」





背後から声を掛けられ
足を止めて振り返ると、そこには1人の男性隊士が立っていた。




確か名前は…西口、といったな…。





西「蝶屋敷に御用でもあったんですか?」


「…と出掛けていて
俺はアイツをここまで送りに来ただけだ。」


西「っ、そう…でしたか…。
じゃあさんは屋敷にいらっしゃるんですね。」




そう言いながら蝶屋敷の門をくぐろうとした西口に対し、俺は咄嗟に声を掛けて引き止めた。





「は今、若い奴らの訓練に付き合っている、
…行った所で邪魔になるからやめておけ。」


西「…。」




西口は門の前で立ち止まると
俺の言い方が気に入らなかったのか
目付きが鋭く変化していた。





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