第9章 修練
蜜「ほんとちゃんって可愛い〜♡
すっごく純粋なんだねっ♡」
『もうっ、揶揄わないで…!?
私、可愛いなんて言われた事ないから反応に困るよ…』
蜜「そんな眼鏡掛けてるからだよ〜。
ねね、一回それ外してみて?」
…可愛い笑顔のまま
そんな眼鏡、とか言わないで欲しい。
何度も言うけど、これは私のお気に入り眼鏡なんだからね!?
蜜「早く外して見せてよ〜、お願いっ!」
『だーめ、外さないように言われてるもん。』
蜜「…。えいっ!」
『!!あ!!ちょっとー!!!』
蜜璃ちゃんは私の一瞬の隙をついて
サッと眼鏡を奪い取っていた。
蜜「わ、わ、わ、…ふぁ〜っ!?」
『もう…!眼鏡返して!!』
蜜璃ちゃんは私の素顔を見ると
よくわからない声を出しながら、手に口を当てて驚いている様子だった。
…だから嫌だったんだよ、変な顔してるから。
し「あの、さん。
眼鏡を外さないように、って誰に言われたんですか?」
『冨岡さんだよ?
あの人の前以外では
あんまり眼鏡外すなって命令されたの。』
蜜「え……えーーーーーー!?!?
しのぶちゃんしのぶちゃん!!!
それってやっぱり…」
し「えぇ、そういうことでしょうね?」
蜜「きゃーーーーーッ!!」
『え、何!?どういうことなの!?』
2人のやり取りを見ていても
私にはさっぱり分からなくて…
詳しい説明を求めたけど
しのぶちゃんも蜜璃ちゃんも教えてくれなかった。
し「しかしそんな事を命令するとは…
冨岡さんらしいといえば、らしいですけど。」
蜜「も〜本当に素敵すぎるよぉー…
私までドキドキしちゃう!」
『待って待って!?どういうことなの!?
私にも教えてよ!!』
し「ふふふ、今度冨岡さんに会った時
本人に聞いてみて下さい?」
『えぇぇぇ…。今教えてよ…』
…結局、2人はニコニコするだけで私には教えてくれなかった。