第9章 修練
蜜「それでそれで!?
ちゃんはいつ冨岡さんに告白するの!?」
『へっ…、こ、告白…!?
そんなのしないって!!』
蜜「え?どうして?」
『どうしてって…』
告白なんてしたら絶対困らせるだろうし
フラれた後に顔を合わせたら気まずくなる…
それなら今まで通り
柱と部下の関係のままがいい…。
…っていうか、この大正時代でも結婚する前に付き合う事とか、彼氏彼女になるっていう概念はあるのかな。
そういう文化の違いが分からなくて
私は2人に尋ねてみた。
蜜「うーん…
私の両親はお見合い結婚だってみたいだよ?
18歳でお父さんと出会ったんだって〜」
『やっぱり昔の人は結婚するの早いよね…。
私のいた時代とは大違い…。』
し「では、さんの時代の恋愛模様は
どのような感じだったのですか?」
『そうだなぁ…、
私には経験ないからよく分からないけど
恋人になってからすぐ結婚っていう流れにはあんまりならなくて…、恋人になっても別れて、また別の人と付き合って別れて…、
個人差はあるけど、結婚前に何人かの異性とお付き合いする人が殆どかな。』
蜜「えーっ…
そんな自由な恋愛に変化していくんだね…」
し「この時代では、好意を持たずとも
親が決めた相手と結婚する風習がありますが…」
『あ、それは私の時代でもあると思うよ?
政略結婚って呼ばれてて…。
でもそれはほんの一部の人だけだから
時代遅れ扱いされてたかな。』
それに
18歳なんてまだ高校卒業したばかりで、大学に進学する人が多いから、結婚平均年齢も上がってるみたいだし
3組のうち1組は離婚しているような時代だから…
恋愛に対する価値観も
私はきっとこの時代の人とは合わないかもしれない…。
蜜「ねぇちゃん。
先の事なんて誰にも分からないんだから
今は自分の気持ちを大事にしようよ!!」
し「そうですね…。
ひょっとしたらさんが
冨岡さんを嫌いになる事があるかもしれませんし。」
『!?!?ならないよ…!!
そんなの絶対ならないっ!!』
し「…ふふっ、即答するほど好きなんですか〜、
熱いですね〜」
『っ…!?』
…恥ずかしい。
勢い良く否定した自分がめちゃくちゃ恥ずかしい。