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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第9章 修練





「訓練をサボってた善逸や伊之助にアオイさんは怒ってたし、それは匂いでも怒ってるのが分かりました。」



…あぁ、黄色い髪の男の子と猪被った獣みたいな男だね。




「でもさんから怒りの匂いが全くしなくて…。2人の事をずっと励ましてくれていました。
もしかして、心を穏やかにする訓練とかされているんですか?」


『いやいや、そんなのしてないよ…。
でも……強いて言うなら…




冨岡さんのおかげ、かな?』



「え…!冨岡さんの事、知ってるんですか!?」



…知ってるも何も
この時代に来て初めて会った人が冨岡さんだからね。


まぁ、別の時代から来たってことは
しのぶちゃんに口止めされてるから言えないけど、冨岡さんの事を話すだけならいいよね。




『私ね、山で鬼に殺されそうになった所を
冨岡さんに助けてもらったの。
鬼には必死で対抗したけど
その時はまだ鬼殺隊じゃなかったし
怪我も負わされてね…、本当に死ぬかと思ったよ。』


「そうだったんですか…」


『でも、冨岡さんに命を守ってもらったし
その時の怪我は、しのぶちゃんが手当してくれて…
アオイちゃん達は、私が元気になるように励ましてくれた。
みんな私に、すっごく優しくしてくれたの。
だから私も、色んな人に優しくしたいって
無意識にそう思っちゃってるのかも。』


「は〜ぁ、なるほど!凄くいい話ですね!!
冨岡さん、ああ見えて結構優しい所ありますから!」


『だよね!?あの人普段は無表情だけど
心はすっごく優しいの!!
めちゃくちゃいい人なんだよね〜』



冨岡さんが助けてくれたおかげで
今の私がいる…


それはもう感謝してもしきれなくて
私は心から尊敬してる。




「…、あれ…?この匂いは…」

『え?私の匂い、何か変わった?』

「えっ、と…。多分ですけど…」

『…??』




炭治郎くんは、私の変わった匂いのことを
とても言い辛そうにしていて…、




不思議に思っていると
私の鎹鴉のカヨちゃんが空から降りてきた。





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