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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第8章 上官




『??西口さん、どうかされましたか?
今日は何だかいつもとご様子が…』


西「っ、あ…、えっと…
実は、その…さんにお話しがありまして…。」


『話?どんな話ですか?』


西「は、はい…。自分は…、剣士として
まだまだ未熟なのは分かっているんですけど…
いつか……俺、さんを守れるくらい
強くなります…!!」


『??えーっと……』




…私は決意表明を聞かされてるの?




西口さんの言いたい事がいまいちピンとこなくて
何で言えばいいのか分からずにいると
西口さんは大きく息を吐いて、落ち着こうとしている様子だった。





西「つまり…、俺が言いたいのは…
さん……!俺は貴方を…!!」



し「…さんを、何ですか?」


西「!?!?こ、胡蝶様!?」


『あ、しのぶちゃん!
今日ね、西口さんがどら焼きを持ってきてくれたんだ〜』


し「そうなのですか?確か西口さんは
先日もお菓子を持って来て下さいましたよね?
いくらさんが恩人とはいえ
頻度が高すぎるのではないでしょうか…?」


西「っ、す、すみません…」


『しのぶちゃん、そんな言い方するのは
西口さんに悪いよ〜。
今日は任務の帰りにたまたま人気のお店見つけて
お裾分けに来てくれただけなんだから。』



西「っ……」


し「あはは、それは大変失礼しました〜。
どうやらさんには
全く伝わっていないようですね〜」


『…?しのぶちゃん、それってどういう…』


西「っっ、す、すみません!失礼します!!」


『!?え…、帰っちゃったよ西口さん…』




…最後まで話聞けなかったけど
良かったのかな?




し「ふふふっ、さんも大変ですね?」


『??別に大変じゃないよ?
持って来て貰ったお菓子、全部美味しいし…』


し「……。これは時間がかかりそうですね…。」


『え、時間…?何の時間…?』


し「いえ、何でもありません。
それより、さんに少々お話があるので
私の部屋に来てもらえませんか?
先程頂いたお菓子でも食べながら。」


『分かった!じゃあお茶も入れていくね!』




しのぶちゃんと玄関で別れた後
炊事場でお茶を入れてから部屋に向かった。




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