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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第7章 当主




「カァーッ、ヨロシクゥ、〜。
私ノ名前ハ、カヨ。」

『ふぁッ!?か、か、カラスが喋った!!!!?』

御「特殊な訓練を受けさせていて、
鎹鴉と呼ばれているんだよ。
がいた時代にはいなかったのかい?」


『カ、カラスは存在するんですけど…
流石に喋ったりはしてなくて…。
見かけるのは
人間が捨てたゴミを漁って食べてる時が多くて…』


カ「私ガゴミナンテ食ベル訳ナイデショ!!!
馬鹿ニスルナ!!!!」


『いたたたたッ!!ご、ごめんさなさい!!』




カラスのカヨは、私の言った事が気に入らなかったらしくて、鋭い嘴で頬をつついてきた。


この時代のカラスは絶対怒らせないようにしよ…

ゴミを漁って食べるは禁句だ、と認識していると
御館様は、私のつつかれた頬をソッと撫でてきた。





御「鬼殺隊の隊士には
一人一人に鎹鴉をつけているからね。
できるだけ嫌われないように優しくしてあげて欲しい。」


『はい…。気をつけます…。』


カ「フンッ」




…どうやら既に嫌われたみたい。


帰ったらカナヲちゃんとしのぶちゃんに
カラスの好物を聞こう…。




御「、私は君の味方だから…
何かあれば、いつでもここに来ていいからね。」


『っ、はい…!ありがとうございます!』




…本当に御館様はお父さんみたいな人だ。


違う時代から来た私を快く受け入れてくれて…
感謝しても仕切れないなぁ。




私は最後に深くお辞儀をしてから
松葉杖をつきながら、産屋敷家の門から外に出た。


門の外はすぐ森になっていて
空気が美味しく感じられて、私は気分良く歩き出した。


産屋敷家を出る前に
あまねさんから森を抜ける道を教えてもらったから、その道順通りに進んでいると
前方に人影が見えて、私は足を止めた。



徐々にその人の顔が見えてくると、私は驚きのあまり目を見開いた。






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