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死神の華【鬼滅の刃】

第11章 死神と熱


蝶屋敷に着くと掃除をしている女性隊士に声を掛ける。

「確か、神崎少女だったな。胡蝶は今いるか?」

「炎柱様!おはようございます。しのぶ様なら診察室にいらっしゃいます。水柱様が朝方お見えになったようで。」
「冨岡が?そういえば柊が長期任務だと言っていたな。」
「怪我したのか?」
「いえ、水柱ご本人ではなく、お連れ様です。以前少し蝶屋敷に滞在していた女性の方なんですけど。」

そこまでアオイが言うと杏寿郎と天元は顔を見合わせてすぐに走り出した。

((柊!))


ガラガラガラガラっ!!と診察室の引き戸を勢いよく開けると柊の名前を叫ぶ。

「煉獄さん?病人がいるんです、うるさいですよ?」

「病人?柊!何があった?!」
未だうるさく声を掛ける杏寿郎にしのぶは絶対零度の笑顔を向ける。その顔には青筋が浮かんでいる。

「す、すまん。」萎縮する杏寿郎を抑えるように天元が声を掛ける。

「で?姫さんどうしたって?昨日見た時までは元気だったぜ?」

その言葉に義勇が反応する。
「昨日?柊は煉獄と一緒に過ごしてたのではないのか?」
「あー。煉獄と俺と、姫さんの3人でな。」
「「……。」」

パンパン!しのぶが手を叩き怒りを露わにする。男3人はしのぶの笑顔に体を振るわせる。

「…で?イチからちゃーんと説明してくれますよね?」



ーーーーーーーーーーーー


「つまり、柊さんは煉獄さんと初体験を済ましたあと、翌日柱2人から打ち込み稽古をたっぷりして、その後3人で性行為をして、少しだけの休憩の後、宇髄さんと2回致し、さらに翌日の自主鍛錬後に冨岡さんと4回した。で、合ってます?」

言葉にするとすごいことをしてしまったと3人は反省する。

「ただでさえ性行為は女性の負担が大きいんです!ましてや柊さんは初めてだったんですよ!無知な柊さんにあなたたちの性癖に付き合わさせないで下さい!ただでさえ一般人よりも体格も体力も桁外れなんですからそんな男の凶器を繊細な柊さんの中に何度も突き入れるなんて信じられません!」

一気に捲し立てると義勇がしのぶの後ろに指を指す。

「なんですか?」しのぶが後ろを向くと恥ずかしそうにしてる柊がいた。

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