第10章 死神と炎の音
2人から同時に両耳を舌で犯され、柊は何も考えられないくらいの快感に陥っていた。
「っあぁぁっ…それっ…っんぁぁっ…み…みっっ!っへんっだからぁぁ…!」
舌先を耳の穴に入れジュポジュボと同時に攻める。
柊は正面側にいる天元の服を握りしめて必死に快感に耐えている。
その光景が面白くなかった杏寿郎は後ろから柊の胸へと手を伸ばす。実践を仮定して稽古していたため隊服だった柊は杏寿郎が一つずつボタンを外している事に気がついていない。それもその筈、それどころではないくらいの快感なのだ。
ボタンを外しだした杏寿郎に気づいた天元はニンマリと笑うとこちらは袴の帯紐に手をかける。
2人同時にジュルルルと一層強く激しく音で犯されると
「っっっんんぁぁぁぁぁっっっ!!」
こちらも激しい嬌声とともにビクビクっと背中を仰け反らせ絶頂を迎えた。
同時に袴はすとんと畳に落ち、隊服の上も止めるボタンがなくなった事によって天元と杏寿郎の手でスルリと腕から抜き落ちた。
「派手にイイ感度してるじゃねぇの。耳だけでイっちまうとはな。…それに…見た事もねえこの下着…派手で興奮するなぁ。」
そう言うと天元はそのまま柊の唇に吸い付き、腰にまわっていた手は次第に下へと伸びていき、柔らかく程よく締まった桃尻をやわやわと揉みしだいている。
「んちゅっ…んふぁっ…っあふぅっっ…」
ちゅる、ちゅぱっ、ぢゅるっ、卑猥な効果音の隙間から柊の漏れ出る息の声が艶かしい。
杏寿郎は背後からブラジャーを押し退け、下の隙間から胸をゆっくりと優しく揉み上げる。
そしてうなじ、首筋、肩甲骨にちゅっ、ちゅっ、と口付けていく。
柊は口、背中、胸、尻と4箇所を同時に攻め立てられてる状態で頭が追いつかなくなっている。
そんな時に正常な判断などできるわけもなく
「なぁ姫さん。どうだ?派手に気持ちいいだろ?さっきの答え聞かせてくれ…。」
「…っあぁっ♡…んあぁぅっ♡!…さっき…?んんっぁあっ!」
「奥をきもちよーくしてやる。煉獄と2人で。けど嫌がることはしたくねぇから姫さんが断るなら今日はもうお終いだ。」