第6章 抗えない視線
タ「……もっと、啼いて。」
荒い吐息と共に囁かれ、奥を突かれるたびに甘い声が零れてしまう。
意地悪そうに目を細めながらも彼の動きは熱を帯び、止まらない。
快感の波がまた押し寄せ、脚が震えて力が抜ける。
「タツヤ……っもう……だめ……。」
涙混じりに名前を呼ぶと彼は獣じみた声を漏らし、さらに激しく打ち込んだ。
タ「俺も……もう……っ。」
荒く息を吐きながら奥を抉るように突き、限界を超えるほどに深く沈み込む。
内側を灼けるような熱で満たされ、全身が震えた。
「っ……!」
声にならない叫びを上げ、再び絶頂が襲い掛かる。
彼にしがみついたまま痙攣し、熱に焼かれるように果てていった。
彼の荒い呼吸が耳元に掛かるたび、熱を帯びた声が肌を震わせる。
タ「……っ、もう……止まれない。」
掠れた声が喉の奥から漏れ、腰の動きはさらに激しさを増す。
何度も奥まで突き上げられ、果てたばかりの身体は快感と痺れで敏感すぎて触れられるたびに全身が震えてしまう。
「ん……や……っ。」
堪えきれず零れる声をキタニは耳元で拾い上げ、さらに深く打ち込んでくる。
タ「……もっと啼いて……俺だけに聞かせろ。」
低く囁かれ、羞恥と快感がないまぜになり喉から甘い声が勝手にこぼれてしまう。
彼の動きは一切緩むことなく、獣のように求め続ける。
汗ばんだ額が触れ合い、熱い吐息が交わる。
タ「……きつすぎる……っ、中が吸いついて……。」
呻くような声と共に、彼の指が腰を強く掴んで離さない。
押し込まれるたび奥で脈打つ硬さが鮮明に感じられ、心臓まで突き上げられるようだった。
「んっ……タツヤ……っ。」
名前を呼ぶと彼の瞳がぎらついた熱を帯び、さらに深く沈み込む。