第10章 最強の復活
「ねぇ…前、途中で終わって寂しかった?僕にぐちゃぐちゃにされたかったんでしょ?」
「んっ、ん…寂しかった、あ…もっといっぱい、愛して欲しいの…。」
「ふふ、仰せのままに…おひめさ、まっ!」
両手で腰を掴まれて一気に奥まで悟くんに貫かれ、大きな嬌声を上げた。
痛くない?とすぐに労るように抱き締められる。
「ごめん…つい、一気に挿れちゃった。うねうねして僕を締め付けてる。大丈夫?」
目の前がチカチカして身体が跳ねる。
イってるの?と頬を撫でられて、返事も出来ずに微かに喘ぎ声を漏らしていた。
「本当にえっちな身体だね。もうナカの気持ち良さ覚えちゃったの?」
「あ、あ…すき、すき…さとるくん、すき…。」
僕も好きだよと何度も口付けて、最後にはかぶりつかれて熱い舌で口内を犯される。
ゆっくりぬるぬると舌が絡み、舌裏を舐め上げられそのまま上顎をなぞり、前歯の裏側を舐めてまた舌が絡んだ。
キスをしながら僅かに腰を動かして奥を押される。
角度を変える度に漏れる声や吐息ごと飲み込まれ、ボーッと開いた目の視界に薄く覗く蒼眼が入ると、怖い程妖艶に睨まれる。
美しく獰猛な獣に犯される。
優しい彼をそんな風にしてるのは私だと、浅ましく胸が高鳴った。
グッグッと奥に押し付けられながら扇情的に絡んだ舌が離れていく。